大相撲

■春4日目 大関昇進へ朝乃山強し

2020年3月11日

朝乃山が強さを発揮した。パワーの突き押し
相撲の北勝富士に一歩も下がることなく踏み
込んで、右差し。上手は引いていなかったが、
北勝富士は攻め手がない。朝乃山、豪快に
すくい投げで北勝富士を転がした。これで
4連勝である。

初日の隠岐の海は比較的取りいい相手であっ
た。負ける要素はほとんどなかった。2日目
の徳勝龍は先場所の優勝者である。だが、
先場所はなぜか朝乃山との対戦はなかった。
対戦があったら、賜杯の行方は違ったモノに
なった可能性があった。その徳勝龍は奇襲に
出たが、朝乃山びくともせずに上手出し投げ
で実力差をみせつけた。

3日目の大栄翔は対戦成績3勝7敗で負け
越しているだけに心配するファンもいたかも
しれない。しかし筆者はこう見ていた。対戦
成績に差はあるが、朝乃山はここ2場所で
勝利のパターンがみえてきた。押し相撲の
大栄翔の猛攻をしのげれば、つかまえて勝て
るようになってきた。結果は圧力で優り、
押し出しで朝乃山の圧勝となった。

今後、朝乃山の難敵は正代、遠藤、御嶽海、
強敵は徐々に調子をあげてきた白鵬になり
そうである。貴景勝、鶴竜戦は朝乃山優勢に
展開しそうである。大関は貴景勝一人である。
鶴竜が横綱と大関を兼任しているわけでは
ない。朝乃山にとってチャンスである。

11勝の場合は相撲内容次第という見方がある
が、そもそも先場所の相撲内容は大関にふさ
わしいものではなかった。今場所だけ11勝の
場合、相撲内容を問うのはおかしい。12勝を
あげれば文句なしだが、朝乃山の実力から
いえば、優勝を争っていただきたい。大相撲
は、まだ4日目を終了したばかりである。
これから何がおきるか、まだまだ予断を許さ
ない。

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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