大相撲

■春5日目 注目の三番を分析

5日目から剣翔と高安が休場した。友風を
含め、早くも関取3人目である。ここ1年間
の関取休場数は以下である。

三月場所 2人
五月場所 5人
七月場所 7人
九月場所 8人
十一初場所9人
一月場所 6人

昨年の三月場所以外は関取の休場が多い傾向
が続いている。今場所はこれで留まるのか。
これでは済まず、さらに休場者数を増すのか。
2年前の2018年三月場所は7人の関取休場者
を出しているだけに気になる。

5日目、気になった取組を取り上げてみよう。
まず注目したのは、2勝2敗大関貴景勝対
4勝御嶽海である。立ち合い、あたった瞬間
御嶽海の左がはいり、続いて右も入って寄り
切った。御嶽海の完璧な相撲である。貴景勝
が組まれる傾向は少しも変わらない。しかし、
これでは勝てない。2勝3敗と苦しい展開に
なった。

次は小結遠藤対関脇正代である。先場所なぜ
か、おこなわれなかった一番である。正代は
一気に出たが、遠藤差し勝ってもろ差し。
土俵際から遠藤が逆襲に出て寄り切った。
遠藤と正代、どちらが実力上位者か、今場所
はその戦いでもある。

鶴竜は調子をあげてきた。豊山を圧倒して
寄せつけなかった。ただ、関脇・小結は北勝
富士戦だけで、しかも負けている。未対戦の
朝乃山、正代、遠藤戦は鶴竜にとって難敵に
なる。平幕ではパワー相撲の御嶽海もいる。
まだまだ油断はできない。

それにしても休場高安は相当番付を落とし
そうである。2場所前の大関はこのまま終わ
ってしまうのか。それとももう一度復活を
果すのか。試練は続くことになる。

  【大相撲写真館】

朝乃山不戦勝で相撲見られず残念。
興味深いテーマをこれからもお届けします。
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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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