横綱・大関に挑むといっても3人に減少した。
1年前は5人いて全員皆勤したので、対戦
圏内の上位力士は貴景勝以外勝ち越せなかっ
た現実があった。時は流れ、今や白鵬、鶴竜
の両横綱は皆勤できるかどうか、まったく
読めない状況に変わった。
挑むのは朝乃山から竜電まで12人のサムライ
である。ただし、高安は元大関のプライド
からはずした。ここ1年の12人の横綱・大関
戦は以下である。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/03/サムライA.jpg)
大関を目指す朝乃山の大関戦は圧勝の8勝
1敗である。特に豪栄道には強かったが、
引退したので、この対戦は永久に失わること
になった。朝乃山の横綱戦の1勝に不戦勝が
含まれているので、実質は1勝である。白鵬
にはまだ勝ったことがない。白鵬戦でどんな
相撲を取るかで朝乃山の実力が測れる。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/03/190907初日前日-709-e1583566603293.jpg)
先場所13勝をあげた正代だが、本物かどうか
が三月場所に試される。今度は正代を見る目
が違ってくる。正代はとにかく横綱に勝て
ないイメージが強かった。横綱に勝ったのは
2017年七月場所まで遡る。2日目、日馬富士
に勝って以来勝利がない。白鵬に勝てば2017
年三月場所以来の勝利になる。
一月場所の北勝富士は、白鵬から不戦勝は
あったものの、1横綱2大関を撃破すると
いう大活躍ぶりだった。上位で勝ちこせる
ようになってきた。北勝富士は展開によって
は大勝ちする可能性を秘めてきた。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/03/200120九日目南門-1380-e1583566646815.jpg)
遠藤のうまさは横綱・大関を苦戦に追い込む
ほど冴えている。一月場所、白鵬を切り返し、
存在感を高めた。三月場所も横綱・大関に
とっては脅威となる。2ケタ勝って三役に
定着できれば本物である。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/03/200120九日目南門-1347-e1583566693719.jpg)
大栄翔は上位に定着してきた。紙一重で勝ち
越せるか否かである。ここ1年で横綱戦2勝
6敗、大関戦5勝8敗と通じるようになって
きた。一月場所は横綱・大関に勝てなかった
だけに、三月場所は、結果を出したいところ
である。
4場所連続上位勝ち越しの阿炎は一月場所
大敗して、小結の座をあけわたした。大関戦
は7勝5敗と勝ち越している。力はあるのだ
から横綱・大関をくって復活をはたしたい
ところである。
炎鵬は2度目の上位対戦となる。白鵬戦は
同部屋でないが、鶴竜戦とどういう相撲を
取るか興味深い。技の相撲がどれだけ発揮
できるかがカギである。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/03/200120九日目南門-1406-e1583566726582.jpg)
横綱・大関が3人といっても、平幕が横綱を
倒せば金星になるし、関脇・小結でも三賞の
可能性が出てくる。なにより自信につながる。
無観客の三月場所がまもなく始まらんとして
いる。
五月場所は開催できるのだろうか。
興味深いテーマをこれからもお届けします。
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