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正代の出世街道3

2018年一月場所、白鵬、稀勢の里の2横綱が
途中休場。前頭4枚目の正代は横綱戦1敗、
大関戦1勝1敗で豪栄道に勝利している。
成績は7勝8敗と惜敗している。初日は優勝
した平幕の栃ノ心と対戦して敗れている。
三月場所は白鵬、稀勢の里の2横綱が全休。
正代は横綱鶴竜に1敗、高安・豪栄道の大関
に2敗。この場所も7勝8敗に終わった。

<2018年1月 豪栄道戦>

五月場所、横綱稀勢の里、大関高安が全休。
大関豪栄道が途中休場で正代の対戦相手は
横綱鶴竜・白鵬のみとなった。2敗したが、
9勝6敗で2横綱のみ対戦という条件つきで
あったが、横綱・大関総当たりで初めて勝ち
越した。しかし、翌七月場所は横綱鶴竜・
白鵬に2敗、大関高安に勝利、大関栃ノ心に
不戦勝で大関戦2勝1敗の成績をのこしなが
ら、6勝9敗と負け越してしまった。まだ
上位で安定的な力を発揮するまでいかなかっ
た。

<2018年9月 高安戦>

九月場所は3横綱・3大関が皆勤した珍しい
場所となった。特に横綱稀勢の里は横綱に
なって2度目の皆勤であった。正代は横綱戦
3敗、大関戦は2勝(高安・栃ノ心)1敗で
あった。成績は6勝9敗と負け越した。十一
月場所は3横綱が休場した。正代は大関戦
1勝(栃ノ心)2敗であった。横綱戦なしで
あったが、8勝7敗と勝ち越した。

<正代幕内の成績>

2019年一月場所、横綱稀勢の里が引退した。
横綱鶴竜、大関栃ノ心が途中休場。正代は
横綱白鵬に1敗、大関に1勝(高安)1敗で
あった。トータル7勝8敗で一歩及ばなかっ
た。三月場所は2横綱3大関が皆勤した。
正代は横綱・大関戦全敗。5勝10敗で大敗
した。

五月場所は前頭7枚目に番付を下げたが、
豪栄道・高安の大関と対戦して1勝1敗の
成績を残している。正代が上位に戻ってきた
のは、七月場所であった。横綱戦2敗、大関
戦は豪栄道、高安、栃ノ心を倒して3勝を
あげた。貴景勝が大関に昇進していたが、
全休して大関降格が決定していた。正代は
7勝8敗と負け越した。

<2019年7月 栃ノ心戦>

九月場所は2横綱が途中休場、高安が全休
した。正代は大関戦2敗であった。ところが
成績は3勝12敗と大敗した。入幕以来最低の
数字となった。

正代が上位に戻ってきたのが2020年一月場所
であった。正代は初日から連戦連勝。2横綱
は途中休場。大関豪栄道に1敗したが、1敗
同士で対戦した大関貴景勝に勝って優勝戦線
に浮かび上がってきた。14日目は、1敗同士
の幕尻徳勝龍に負けて優勝を逃したが、違っ
た正代をみた思いがした。三月場所でどう
いう相撲を見せるのか、徳勝龍とともに真価
が問われる。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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