再入幕の場所は12場所で成績は80勝100敗。
2015年五月場所からは3場所連続負け越しで
十両に陥落してしまった。しかし、十両2場
所で幕内に戻ってきた。このとき徳勝龍は
30歳であった。一般的には成長の伸びしろが
ある年齢とはいえなかった。
<再入幕時代の徳勝龍>
再々入幕を果しても4場所しかもたなかった。
ここからの十両生活は長かった。一年半続い
た。1場所だけ幕内に戻ったものの、すぐ
十両に逆戻りであった。2018年、2019年は
12場所中11場所が十両であった。新しい相撲
ファンは、徳勝龍は十両力士のイメージが
強いかもしれない。
このときが徳勝龍にとって幕内が遠い時期で
あった。十両で1度優勝があるが、あとは
勝ち越しても9勝か、8勝であった。徳勝龍
は終わった、と思われても仕方がない時期で
あった。
ところが運命は徳勝龍に微笑んだ。昨年十一
月場所徳勝龍は、西十両筆頭で8勝7敗だっ
た。数字だけなら入幕しても不思議ではない。
ところが幕内から十両へ降下する力士は5人
までは確定していた。十両は東筆頭東龍の
11勝4敗、東2枚目栃煌山10勝5敗、東3枚
目勢11勝4敗、東5枚目魁聖11勝4敗、西5
枚目霧馬山11勝4敗が有力だった。
微妙だったのが、幕内西3枚目の友風であっ
た。3敗12休であった。友風を幕内で残す
予想番付があったほどである。しかし、番付
編成会議は徳勝龍の8勝を優先した。これに
よって徳勝龍は幕尻に位置することになった。
紙一重の5回目の入幕であった。これが一月
場所の史上最大の下克上幕内優勝につながる
ことになった。紙一重の運命が力士人生最大
の喜びとなった。
徳勝龍は幕内と十両を行き来し、最近は十両
が長かった。三月場所は久々の上位である。
「もう33歳ではなく、まだ33歳」と発言して
いるだけに、これからの相撲人生に新たな
1ページを書き加えていただきたい。
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