大相撲

徳勝龍の土俵人生3

2020年2月7日

徳勝龍3A
徳勝龍は幕内に安定したかに思えた。しかし
再入幕の場所は12場所で成績は80勝100敗。
2015年五月場所からは3場所連続負け越しで
十両に陥落してしまった。しかし、十両2場
所で幕内に戻ってきた。このとき徳勝龍は
30歳であった。一般的には成長の伸びしろが
ある年齢とはいえなかった。
160913三日目幕内 027
<再入幕時代の徳勝龍>

再々入幕を果しても4場所しかもたなかった。
ここからの十両生活は長かった。一年半続い
た。1場所だけ幕内に戻ったものの、すぐ
十両に逆戻りであった。2018年、2019年は
12場所中11場所が十両であった。新しい相撲
ファンは、徳勝龍は十両力士のイメージが
強いかもしれない。
このときが徳勝龍にとって幕内が遠い時期で
あった。十両で1度優勝があるが、あとは
勝ち越しても9勝か、8勝であった。徳勝龍
は終わった、と思われても仕方がない時期で
あった。
180923千秋楽十両 1002
<2018年9月 十両優勝>

ところが運命は徳勝龍に微笑んだ。昨年十一
月場所徳勝龍は、西十両筆頭で8勝7敗だっ
た。数字だけなら入幕しても不思議ではない。
ところが幕内から十両へ降下する力士は5人
までは確定していた。十両は東筆頭東龍の
11勝4敗、東2枚目栃煌山10勝5敗、東3枚
目勢11勝4敗、東5枚目魁聖11勝4敗、西5
枚目霧馬山11勝4敗が有力だった。
191124千秋楽十両幕下以下 1532
<2019年11月 千秋楽翔猿に勝って
貴重な8勝目をあげる>

微妙だったのが、幕内西3枚目の友風であっ
た。3敗12休であった。友風を幕内で残す
予想番付があったほどである。しかし、番付
編成会議は徳勝龍の8勝を優先した。これに
よって徳勝龍は幕尻に位置することになった。
紙一重の5回目の入幕であった。これが一月
場所の史上最大の下克上幕内優勝につながる
ことになった。紙一重の運命が力士人生最大
の喜びとなった。
徳勝龍は幕内と十両を行き来し、最近は十両
が長かった。三月場所は久々の上位である。
「もう33歳ではなく、まだ33歳」と発言して
いるだけに、これからの相撲人生に新たな
1ページを書き加えていただきたい。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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