大相撲

相撲協会に求められる合理的説明

2019年4月18日

横綱白鵬が日本国籍取得へ動いている、と
いうニュースが駆け巡った。34歳になっての
動きである。かなり決断までに時間を要した
ことが読み取れる。いうまでもなく、白鵬の
動きは、年寄は日本国籍を保有するものから
来ている。
190108奉納土俵入り 042
<白鵬(後ろ)>

そもそもこの規定はいつできたものなのか、
ご存知だろうか。昭和51年9月である。理事
長で言うと春日野(元栃錦)理事長のときで
ある。当時幕内の外国人力士は高見山しか
いなかった。ということはこの規定は高見山
をターゲットにしてつくられたものだという
ことになる。

年寄は日本国籍を保有する者という規定は、
できた当時はそれなりの理由があった。土俵
の目撃者でもこれまで触れてきた。しかし、
規定ができたときから約42年半たった今、
改めてこの規定は必要なのだろうか。必要
だというのなら、万人が納得できる合理的
説明を協会はしなくてはならない。
サンスポA
<サンケイスポーツの記事>

なにしろ、女性が土俵上で表彰することや
挨拶することをはっきりさせないままで、
事実上女性を拒否して今に至っている。さら
に日本相撲協会が、公益財団法人になるに
あたり年寄株の売買を禁止したが、本当に
売買はなくなったのだろうか。名前を変えて
金のやりとりをやっているとしたらあまり
にもせこい。法の精神を逸脱するもので
ある。

小錦が大関の頃、「外国人横綱はいらない」
という論文が雑誌に掲載された。外国人排除
はこのころからあったわけである。これは
実力で突破したわけである。年寄に関しては
日本人ということだけで、仕事がたいして
できない輩でもなれることになる。外国人
というだけで排除している。
190324千秋楽表彰 138
<白鵬(左)と八角理事長(右)>

これでは開かれた民主的な組織とはとうてい
いえない。日本相撲協会は、令和という新
時代をむかえるあたり、なぜ年寄になるため
に日本国籍が必要なのか。今こそ明確な説明
が求められている。

信託銀行へ行ってきました。
(いつのまにか移転していました)

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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