大相撲

60回の対戦をむかえた白鵬対稀勢の里戦

2018年10月27日

九月場所は久々に白鵬対稀勢の里戦が実現
した。横綱同士では初の対戦だったが、充実
した白鵬が稀勢の里を寄せつけなかった。
驚くべきはこれが両力士60回目の対戦であっ
たことである。一口に60回の対戦という
けれど、10年以上かかるのである。その間
両者の番付が近く、なおかつ休場が少なく
ないと実現しない数字である。事実、初対戦
から60回目の対戦まで74場所かかっている。
180921十三日目幕内 1315
<H30年9月60回目をむかえた対戦>

初対戦は、稀勢の里の新入幕から10場所目で
あった。稀勢の里は入幕しても一進一退で
あったため、なかなか上位に上がらなかった。
初対戦は平成18年五月場所のことであった。
白鵬は新大関の場所であった。このときは
4日目に対戦して白鵬が勝っている。それ
だけではない。白鵬は初優勝しているので
ある。稀勢の里19歳、白鵬21歳のときである。
白鵬の大関時代に6度の対戦があり、稀勢の
里は3勝3敗の成績をあげている。
幕内後半 273
<H18年7月 8日目 大関白鵬対新小結稀勢の里>

横綱白鵬には、横綱2場目から連続10場所
対戦している。稀勢の里は小結4場所、関脇
1場所務めていた。成績は1勝9敗であった。
しかし、勝った1勝は金星であり、優勝者
白鵬唯一の黒星であった。

平成21年7月場所から36場所連続対戦して
いる。終止符は白鵬の休場によるものである。
この間関脇以下の稀勢の里は横綱白鵬に対し
て3勝11敗であった。このなかには白鵬の
63連勝をストップする歴史的な勝ち星が含ま
れている。
稀勢の里白鵬
<H22年 11月稀勢、白鵬の連勝を63でストップ>

稀勢の里の大関時代は長い。実に31場所務め
ているのである。横綱になった力士の大関
在位の最高は琴櫻と武蔵丸の32場所である。
かなり迫っていたことになる。対戦は29回
あり、稀勢の里の9勝20敗である。優勝が
かかった一番の勝負では白鵬に勝てなかった。
それだけに優勝が遠かった。初優勝した平成
29年の一月場所であった。このときは14日目
に優勝が決まった。千秋楽の白鵬戦では速攻
で攻める白鵬を逆転勝ちして有終の美を飾っ
ている。
170122千秋楽幕内・表彰 550
<H29年1月 千秋楽 優勝稀勢、白鵬に逆転勝ち>

このあと9場所対戦がなく、九月場所で実現
したわけである。通算16勝44敗であるが、
地位から考えると大善戦であった。今後横綱
同士の対戦がどこまでみられるか。2人の
対戦がどこまで続くか。注目したい。

ピ-ナッツの音楽を聴いています。
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  • この記事を書いた人
denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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