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平成30年 幕下以下の年齢構成

幕下以下の力士の年齢を1年ぶりに調査して
みた。調査は以下に基づいておこなった。
1.年齢は平成30年12月31日までに迎えた
誕生日とする。
2.九月場所限りで引退した力士は除外した。
3.九月場所新弟子検査に合格した力士は
対象とした。
4.九月場所後の番付編成会議で十両昇進が
確定した豊ノ島ら3力士は除外した。
5.反対に幕下降格が予想される十両3力士
は対象とした。
6.番付外の力士は対象とした。
180916八日目幕下 010
<九月場所 新序出世披露>

総人数は607人になった。まず10代力士をみて
いこう。
15歳 6人
16歳 28人
17歳 28人
18歳 33人
19歳 46人
合計141人である。全体の16%にあたる。一番
多いのが佐渡ヶ嶽(元琴ノ若)部屋の11人で
ある。もっとも佐渡ヶ嶽部屋は幕下以下が
41人いる。次が西岩(元若の里)部屋の6人
である。西岩部屋は7人の弟子だから歴史も
力士も若い部屋だといえる。そういう意味
では5人いる鳴戸(元琴欧洲)も同様である。
この中に九月場所番付で10代幕下力士が3人
いる。八角(元北勝海)部屋の佐藤山、
立浪(元旭豊)部屋の豊昇龍、大嶽(元大竜)
部屋の納谷である。最年少は出羽海(元小城
ノ花)部屋の小城虎である。
25歳までをみていこう。
20歳 63人
21歳 33人
22歳 34人
23歳 33人
24歳 41人
25歳 41人
合計245人である。全体の40%である。この
あたりは伸び盛りで、体をつくり、力をつけ
ていく時期である。ここでも佐渡ヶ嶽部屋が
24人と最多である。次が八角部屋の14人で
ある。武蔵川(元武蔵丸)部屋が総勢18人の
うちなんと13人を占めている。
琴ノ若引退相撲 303
<佐渡ヶ嶽(元琴ノ若)>

29歳までの人数をみていこう。
26歳 38人
27歳 25人
28歳 19人
29歳 26人
合計208人である。全体の18%である。この辺
は幕下にいないとかなり大変そうである。
昭和32年に初土俵から25場所たっても幕下に
上がれない者は整理対象となる、という規定
ができた。翌年30場所に改訂された。現在
この規定はないが、復活してもいいのかも
しれない。
30歳代をみていこう。
30歳 18人
31歳 18人
32歳 18人
33歳 10人
34歳 14人
35歳 7人
36歳 3人
37歳 8人
38歳 2人
39歳 4人
合計102人である。全体の17%である。一般論
になるが、30歳を超えると成長の伸びがあや
しくなってくる。このあたりは幕下20枚目
以内にいないと十両昇進は難しい。第2の
人生を始めるためは、キャリアが求められる
のが転職事情である。心配になってくる。
40歳以上11人
昨年は40歳以上が10人もいることに驚いたが、
今年は11人に増えている。相撲部屋は居心地
がいいのだろうか。
180921十三日目幕下以下 232
<大露羅(右)最後の一番>

九月場所限りで大露羅が引退した。入門時の
師匠北の湖が65歳になるときまで取ろうと
決意していたという。最後は序二段12枚目
まで番付を下げていた。九月場所、土俵に
上がるのもままならない姿を見てきた。最後
の一番、勝利で飾ったのが最後の見せ場だっ
た。年齢は35歳になっていた。去り際の判断
をどこでするか。考えさせられる。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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