大相撲

豪栄道・高安の大関連続3場所の成績

2018年10月18日

九月場所、大関に挑んだ御嶽海は9勝に終わ
り、見送りになった。大関豪栄道、大関高安
は気を吐いて12勝、11勝の好成績をあげた。
御嶽海はここ3場所9勝6敗、13勝2敗優勝、
9勝6敗の成績で3場所31勝14敗。33勝に
到達しなかった。しかしこの成績、実は豪栄
道の直近3場所の25勝14敗6休、高安の直近
3場所の20勝10敗15休よりはいいのである。
なぜこういう事態になるのか。これは大相撲
が抱える大矛盾なのである。
130914初日前 031
<豪栄道>

豪栄道は大関直前、32勝13敗で昇進を決めた。
高安は大関直前、34勝11敗で大関に昇進した。
大関になってからはどう変化したか。それが
以下である。
3場所連続成績A
豪栄道が大関昇進後32勝のレベルに到達した
のは、1度だけである。3場所30勝以上に達し
たのは23度中わずか3度に過ぎない。高安は
3場所30勝以上に達したのは6度中1度だけ
である。表の3場所の成績では大関昇進に
つながらないどころか問題にもならない。
それどころか豪栄道も高安も大関になって
弱くなっていることを明らかにしている。
130914初日前 031A
<高安>

それでも大関でいられるのは大きな矛盾で
ある。矛盾の元凶は2場所連続負け越して
降格になるという規定にある。大関は昇進が
決まると、使者が大関の部屋に赴く。新大関
は使者を前に口上を述べるのである。それ
だけ協会の看板であり、厚遇を受けている。
しかし、大関になったとたん弱くなるのなら、
現行の降格規定はいらない。

1.3場所通算30勝未満なら降格
2.3場所中1度も10勝以上をあげられなか
ったら降格
3.カド番3度で降格
など新たな規定を設けない限り大関の権威は
落ちるばかりである。

健康にいいので昼食はそばでした。
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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