大相撲

紙一重の勝負と時の運をモノにした豊昇龍

2018年10月17日

幕下の注目力士に朝青龍のおい豊昇龍がいる。
九月場所、その豊昇龍が幕下に昇進した。
豊昇龍は数少ない幕下10代力士の一人である。
また、三月場所の序ノ口以降とんとん拍子に
番付を上げてきただけに期待のホープである
ことは間違いない。
180323十三日目幕下以下 035
<序ノ口時代の豊昇龍>

ここまでの勝敗を朝青龍と比較してみる。
    豊昇龍   朝青龍
序ノ口 6勝1敗  6勝1敗
序二段 7勝優勝 7勝優勝
三段目 6勝1敗 7勝優勝

遜色ない成績をあげてきた。序ノ口では勝つ
たびに記者たちに囲まれている姿を大阪で
見てきた。それほど注目の存在であった。
序ノ口の1敗は大鵬の孫納谷につけられた
ものである。前相撲でも納谷に負けている。
納谷との出世争いも関心を集めてきた。なお、
三段目の1敗は田子ノ藤に負けたものである。
090125千秋楽幕内 172
<朝青龍>

九月場所は幕下下位の東56枚目に昇進した。
幕下は体も相撲もできあがっているだけに
壁となる場合が多い。ここでいきなり3連勝
し、幕下でも快進撃かと思わせた。だが、
一転して3連敗してしまった。勝ち越しを
かけ7番相撲に挑むことになった。相手は
同じく3勝3敗の納谷であった。

この一番国技館で見た。立ち合い、納谷の
左が入ってかいなを返すと豊昇龍の体が浮い
た。出る納谷を次の一瞬豊昇龍が首をとって
腰にのせるような首投げ。それが見事に決ま
った。勝負は紙一重であり、時の運であるが、
モノにしたのは豊昇龍であった。
180921十三日目幕下以下 671
180921十三日目幕下以下 673
180921十三日目幕下以下 679
<九月場所 豊昇龍(首投げ)納谷>

朝青龍は最初の幕下は6勝1敗だった。そこ
から1年かかり十両に昇進した。豊昇龍は
どのような経緯を辿るのか。きたる十一月
場所も目が離せない。

九月場所のビデオを見ています。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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