舞鶴巡業で思わぬことが起こった。舞鶴市長
が挨拶中に土俵に倒れて動かなくなったので
ある。この緊急事態に土俵に駆けつけ応急
処置をほどこした中に女性が何人か含まれて
いた。女性は心臓マッサージを開始。場内
アナウンス担当の行司は周囲の声もあり、
「女性の方は土俵を下りてください」とアナ
ウンスを連呼したのである。
土俵は女人禁制の伝統がある。しかし、こと
は人命であり、緊急を要する。このアナウン
スはあまりにも表面的なことにとらわれ過ぎ
た不適切なものであった。八角(元北勝海)
理事長が声明をだした。応急処置をしてくれ
た女性には深く感謝し、場内アナウンスは
人命に関る状況では不適切な対応という趣旨を
述べ、謝罪した。幸い市長は意識が戻り、話も
できるという。

<八角理事長>
女性が土俵に上がる是非はこれまでもあった。
優勝力士を表彰できない。引退力士の断髪
を土俵下でしかできないなどである。女性を
不浄なものと考えている、とはさすがに相撲
協会は口が裂けても言えない。相撲部屋の
関係女性が稽古場の土俵に下りたが、何も
起きなかった、という話を聞いたことがある。
いまやオリンピックは、男子の種目は女子も
行っている。女子相撲が競技として存続する
のは歴史の流れの必然である。競技人口は
日本よりヨーロッパのほうが多いと聞く。
相撲協会には指導普及部という部署がある。
まずは普及に女子相撲が含まれているのか否
か、はっきりさせてはいかがだろうか。
舞鶴巡業緊急事態は下記YouTubeからご覧
いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=35aIqDTYOD8
携帯をフル活用してしまいました。
興味深いテーマをこれからもお届けます。
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