<遠藤を退け、14勝をあげた栃ノ心>
幕内後半最初の取組は優勝栃ノ心対人気の
遠藤戦である。遠藤はいい体勢をつくるも
栃ノ心のパワーが打ち砕いた相撲となり14勝
をあげた。これまで栃ノ心の幕内最高成績は
3度ある12勝3敗であった。しかも横綱・
大関とのフル対戦の成績ではなかった。今回
の14勝1敗の成績は横綱・大関とのフル対戦
の上で自己最多勝記録を更新した。
三賞の殊勲、技能のW受賞は始めてである。
これまでは単独で、敢闘賞5回、技能賞1回
であった。同時に殊勲・敢闘・技能の3種類
をすべて受賞したことになる。
<賜杯を受ける栃ノ心>
今回の優勝は栃ノ心に自信をつけたことは
間違いないが、今後はどういう道を歩むこと
になるのか。平幕優勝というと単発という
イメージが強い。平幕優勝後、優勝して大関
に昇進したのは佐田の山である。琴錦は2度
平幕優勝を成し遂げた。翌場所負け越した
力士もいる。本当に地力で優勝したのか、と
疑問をもたれたケースである。優勝の翌場所
は狙われる。
<優勝インタビューを受ける栃ノ心>
今回師匠である春日野広報部長が巡業部長を
兼ねたため、稽古せざるを得なかった面が
あったという。その心がけが好結果につな
がるのなら、稽古次第で未来は開ける。栃ノ
心にはもう一歩進んでぜひ上を目指していた
だきたい。
寂しいですが、マス席の相撲仲間が事情で
これなくなるとのことです。
興味深いテーマをこれからもお届けます。
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