栃ノ心は控えにいた。観客は彼の取組を固唾
を飲んで待っていた。しかし、後半戦最初の
取組のため、前半最後の取組終了から間が
入っていた。
それでも観客は栃ノ心の取組を心待ちして
いた。注目していた。今日優勝が決まるのか。
明日へと延びるのか。土俵が掃き清められ、
栃ノ心が呼び上げられた、14日目の対戦相手
は、動きでかきまわすことができる松鳳山で
ある。
ある。
仕切りを繰り返す両力士。やがて仕切り制限
時間となり、観客の声援のなか東松鳳山、
西栃ノ心が立ち上がるや激しい突き合いと
なった。両者一歩もゆずらない。松鳳山が
いなし。栃ノ心は終始落ち着いていて残し、
左をいれるや体を寄せて寄り切った。栃ノ心
の初優勝達成の瞬間であった。観客の賞賛の
拍手、大歓声が館内に響いた。
力士人生最高の栄冠となった。ジョージア
出身初の優勝力士となった。平幕優勝といっ
ても、平幕上位であり、横綱・大関全員と
対戦しているのだから価値ある優勝であった。
横綱・大関が崩れていくなか、栃ノ心は救い
の光となって輝いた。
今場所の栃ノ心は力強かった。こんなに強い
栃ノ心は見たことがない。明日もう1日遠藤
戦がある。有終の美を飾り、最高の表彰の
瞬間を迎えていただきたい。
栃ノ心ファンの娘さんの母にメールしました。
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よしなに
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