大相撲

■初 初日 3者3様の3横綱

2018年1月14日

今場所の見所の1つに4場所連続休場明けの
稀勢の里と鶴竜がどこまで持ち直すか、が
上げられる。4場所の成績は、稀勢の里が
12勝15敗33休、鶴竜が3勝6敗51休と悲惨な
結果を残している。ブランンク後の初日は
誰しも不安ななかのスタートとなるのが常で
ある。
180114初日幕内 740
<立ち合い勝ちした鶴竜(右)>

鶴竜の引きは負けを呼ぶ、は定説となって
いる。鶴竜対北勝富士戦のポイントはそこで
ある。だが、今日の鶴竜は力強かった。立ち
合いから北勝富士を圧倒して、相手のあごを
上げてからの引き落とし。パワー相撲の北勝
富士に立ち合い勝ちした。
180114初日幕内 817
<勝利が逃げた稀勢の里(左)>

稀勢の里対貴景勝。先場所稀勢の里は負けて
いる。パワー相撲に対し稀勢の里はつかまえ
にいくのか、パワーで対抗するのか。両者
当たりあって突き押しの応酬となった。稀勢
の里前に出るも貴景勝まわり込む。そして
逆襲。稀勢の里、西土俵に詰まってから左
からおっつけ、右のど輪で向こう正面に出る。
だが、貴景勝は稀勢の里の右腕をとったり。
稀勢の里の体が早く落ちたのが、肉眼でも
わかった。貴景勝の突き押し、最後の粘りは
すばらしい。稀勢の里は、勝利が逃げていっ
た相撲であった。
180114初日幕内 888
<かろうじて勝った白鵬(右)>

張り差し、かちあげを封印され、ハンディ
キャップ相撲を取らざるを得ない白鵬。対戦
相手は若手の突き押し相撲の阿武咲。立ち
合い、後退する白鵬。一瞬負けたかと思った
ほどの相撲であった。最後なんとか突き落と
しでしのいだ。だが、今後もハンディキャッ
プ相撲を続けるのであるならば、新たな戦法
を取らない限り、敗戦はまぬがれないと思わ
せる初日の相撲であった。

3横綱の初日はまさに3者3様の相撲であっ
た。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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