稀勢の里休場の影響がもろこの日の取組に
でた。小結以上同士の対戦は、御嶽海対琴奨
菊戦のみという寂しさである。優勝がかかる
白鵬の相手は平幕栃煌山。同じく日馬富士の
相手は平幕貴ノ岩。おまけに休場で日馬富士
の不戦勝。大関をかける高安の相手は負け
越しの宝富士ときては、いまひとつ盛り上が
りに欠ける。

<御嶽海対琴奨菊がこの日唯一の三役戦>
4横綱が一人減り、また一人減り、いつしか
2横綱になっていた。4横綱の歴史をみると
73場所中皆勤は14場所と、はるかに少ないの
だから、驚くにはあたらないが。それにして
も白鵬、日馬富士、鶴竜、稀勢の里の皆勤は
いつになるのか。4場所皆勤したら新記録で
ある。そしてトータルの成績はどれくらいに
なるのか。48勝以上なら新記録である。その
日はくるのだろうか。
関脇以下で横綱・大関全員と対戦して勝ち
越したのは、玉鷲である。玉鷲はこれで4場
所連続上位勝ち越しである。御嶽海が残り
3日に勝ち越しをかけることになる。高安は
関脇以下での上位勝ち越しは、これが最後に
なると思う。もっとも、大関昇進は最後まで
取ってみてというのは、当然の見解である。
特に日馬富士戦、照ノ富士戦はカギになる。

<10勝をあげた高安>
幕内中位以下で注目度が高いのが宇良である。
宇良は今日同期の北勝富士に動き勝ちし、
10勝をあげた。宇良の相撲は正攻法の取り口
が目立ってきた。どこまで星をのばすか。
内容次第では三賞が視野に入ってくる。

<宇良、北勝富士を倒し10勝>
13日目は日馬富士対高安、白鵬対玉鷲といっ
た好取組が組まれている。相撲は残り3日。
いよいよ最高潮にはいっていく。
10大ニュース及び場所展望アンケートで
おなじみのKW氏と観戦。
興味深いテーマをこれからもお届けます。
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