第7号は千代大海である。千代大海は当時
(平成11年一月場所)まだ関脇であった。
横綱3代目若乃花は横綱4場所目であった。
横綱としての優勝はまだなかった。千代大海
は7日目土佐ノ海、11日目安芸乃島に負けて
2敗で千秋楽の若乃花戦を迎えた。若乃花は
初日から快調に白星を重ねてきたが、13日目
に武双山に負けただけの1敗で千秋楽を迎え
た。
1差はあるが、千代大海のほうに勢いを感じ
ていたのを覚えている。本割では千代大海の
突き押しが若乃花に炸裂、しのぐ若乃花を
最後は力でねじ伏せてしまった。2敗となっ
て優勝決定戦へもつれ込んだ。攻める千代大
海をかわす若乃花。若乃花が左へ回り込み
ながら頭をおさえ、千代大海は1回転して
土俵下に落ちた。体勢がくずれ土俵を割る
若乃花。物言いがついてなんと取り直しと
なった。
ながら頭をおさえ、千代大海は1回転して
土俵下に落ちた。体勢がくずれ土俵を割る
若乃花。物言いがついてなんと取り直しと
なった。
<千代大海>
取り直しの優勝決定戦は、左四つになった。
千代大海は出ながら左すくい投げで若乃花の
体勢を崩し、勢いが止まらないまま向正面に
もたれこむように寄り倒した。千代大海が
逆転で初優勝を飾った。この優勝で場所後
大関に昇進した。つっぱり少年が相撲界に
入門し、大関にまで上りつめた話は、エピ
ソードとしてメディアに紹介された。
ソードとしてメディアに紹介された。
第8号は大関栃東(子)である。平成14年
一月場所、栃東は新大関であった。千代大海
は大関18場所目であった。大関としてはまだ
優勝がなかった。初優勝から3年近くたって
いた。この場所、栃東、千代大海ともに初日
から9連勝と併走する。10日目千代大海が
海鵬に敗れたものの1敗で千秋楽を迎えた。
2回目の優勝のチャンスである。栃東は結局
11連勝したが、12日目13日目、琴光喜・魁皇に
連敗して2敗で千秋楽の千代大海戦を迎えた。
<栃東>
本割は、千代大海がのど輪から突っ張って
攻め立てる。栃東はよくしのいで足が止まっ
た。それでも千代大海は突っ張りにでるが、
回転が鈍くなった。栃東ははず押しとおっつ
けで前に出て、まわり込む千代大海を押し
出した。2敗で並んだ優勝決定戦では、栃東
が変化に出て、突き落としで初優勝を達成し
た。あざやかな逆転優勝であった。千代大海
は無念ですと、涙ながらに語った。なお、
栃東は3回優勝しているが、最後の優勝以降
10年間日本出身の日本人優勝が出なかった。
(この項目終わり ご愛読誠にありがとう
ございました)
ございました)
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