大相撲

宇良 カモと苦手

2017年3月1日

三月場所、稀勢の里につぐ注目力士宇良が、
ついに入幕をはたした。十両5場所は長かっ
たか短かったか。5場所間に1度負け越して
いる。同期の北勝富士は先に入幕している。
この機会に宇良の十両時代をふり返ってみよ
う。

宇良は十両時代粘り、技、動きで観客を釘付
けにし、わかせてきた。5場所の成績は46勝
29敗である。1場所平均9.2勝である。優勝は
ない。対戦者別の内訳はどうか。十両に5場
所在位して5戦したのが千代丸である。対戦
成績は4勝1敗と差をつけて勝ち越している。
160512五日目十両 045千代丸
<H28年五月 千代丸と宇良の初対戦>
 
ほかにカモにしているのが、4勝している
東龍である。東龍は馬力型でないだけに組み
やすい。長身だけに足元からくずしやすい。
3勝しているのが朝弁慶である。惜しくも?
幕下に降格し、今後の対戦は当分なさそうで
ある。青狼からも3勝している。一月場所は
首捻りという珍手で勝っている。
160925千秋楽十両幕下以下 698東
<H28年九月 東龍をくずす宇良>
 
一方、苦手としている力士は誰か。同じ学生
出身の剣翔である。目下4連敗中である。
剣翔次第だが、幸いしばらくは対戦がない
かもしれない。佐藤(現貴景勝)とは3連敗
で1勝もできない状態である。明らかに馬力
負けしている。三月場所、幕内での対戦は
濃厚である。大栄翔にも3連敗している。
大栄翔は宇良に技を発揮させない取り口が
功を奏している。こちらも幕内で対戦があり
そうである。
170115八日目十両 275剣
<H29年一月 剣翔に惜敗した宇良>
161126十四日目十両幕下以下 601佐藤
<H28年九月 佐藤(現貴景勝)に勝てない宇良>

さて、幕内で人気を呼びそうなのが、石浦対

宇良戦である。小兵同士で速い動きと技の
展開が予想される。十両時代はたった1度
しか対戦していない一番である。昨年の七月
場所で実現したが、このときは宇良が勝って
いる。ほかに興味深いのが千代翔馬戦である。
十両時代は1度対戦して宇良が勝っている。
こちらはきびきびした内容を予感させる。
160718九日目十両 265
<H28年七月 石浦を退けた宇良>
 
幕内は立ち合いの鋭さやパワーは十両の比で
はない。宇良の番付周辺には実力者の栃ノ心、
栃煌山もいる。宇良はどう立ち向かうか。
三月場所は近い。

-3月は体感的には春とは言えないのでは。

興味深いテーマをこれからもお届けます。
マーク2カ所をクリックして支援してください。

よしなに
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
にほんブログ村 

相撲 ブログランキングへ 

↑↑↑↑↑↑↑↑↑            

 

 

当サイトはブログランキングに参加しています、どうか応援をお願いいたします!

【ブログランキング】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック


【日本ブログ村】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
にほんブログ村
  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

-大相撲

Copyright© 土俵の目撃者(毎日更新) , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.