大相撲

記録男白鵬の三月

2017年3月3日

このところ話題を稀勢の里に奪われ、存在感
が薄れる一方なのが白鵬である。もちろん
実績は申し分ない。優勝37回、連勝63、横綱
731勝、幕内925勝、通算1019勝、9年連続
年間最多勝など多数ある。このうち第2位が
63連勝、第3位が通算1019勝である。しかし、
通算1019勝は積み重ねなので、あと29勝で
最高記録になる。
170211福祉 574
<時の最強者稀勢の里>
 
しかし、こうした栄光も過去のものになり
つつある。ここ1年間三月場所から一月場所
は60勝15敗15休で稀勢の里の74勝16敗に遠く
およばない。4場所連続横綱として優勝なし
である。それも10勝、全休、11勝、11勝と
かなり低空飛行である。

一月場所は荒鷲、高安、貴ノ岩に負けたが、
いずれもまさかともろさを感じさせる負け方
だった。千秋楽も稀勢の里を西土俵まで追い
詰めながら逆転を許した。白鵬に衰えが忍び
寄っていると思わせる敗戦であった。白鵬は
時の最強者の座を稀勢の里に奪われている
のが現状である。
170122千秋楽幕内・表彰 555
<一月場所千秋楽稀勢の里に逆転負けした白鵬>
 
大鵬にもピンチがあった。5場所連続休場し
たときである。このとき、大鵬は甘い考えを
捨てて背水の陣を敷き、土俵生命をかけた。
夏の巡業は横綱のプライドを捨て、新弟子が
相撲を身につけるが如く、土俵にまみれた。
こうして休場明けから復帰した大鵬は45連勝
を達成したのである。
170211福祉 521
<三月場所の優勝を狙う白鵬>
 
白鵬と大鵬は若くして横綱に昇進した共通点
がある。白鵬に大鵬の必死さがあるか。ぶつ
かり稽古を繰り返し、土にまみれるほどの
相撲への打ち込みがあるだろうか。白鵬絶対
のイメージは薄れつつある。ここで稀勢の里
に優勝されると時代は変わる。白鵬に必要
なのは必死さとそれを裏付ける猛稽古である。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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