大相撲

御嶽海・正代の出世街道

2017年2月14日

一月場所をわかした力士に学生出身の御嶽海
と正代がいる。今年活躍する力士として両
力士をあげる者がいるほどである。御嶽海と
正代はそもそもプロのスタートから違って
いた。御嶽海は東洋大相撲部で学生横綱、
アマチュア横綱を獲得した実績から幕下10枚
目格付出しがデビュー戦になった。一方農大
相撲部の正代も学生横綱になりながら、2年
生のときのため、卒業時は効力がなかった。
そのため前相撲からのスタートになった。
150511二日目幕下 8911御嶽正代
<H27年五月 激突する御嶽海(左)と正代 幕下時代>
 
スタートから差をつけられた正代だが、入門
が1年早かったため、差を縮めてきた。幕下
以下の成績は以下である。
御嶽正代1A
正代は幕下以下をわずか8場所で通過した。
1年と2場所であり、スピード出世である。
10枚目格付出しの御嶽海も2場所で、十両
昇進を決めた。
御嶽正代2A
十両昇進は御嶽海が1場所早く、御嶽海、
正代ともに十両を2場所で通過した。十両
時代は1度対戦し、このときは正代が勝って
いる。十両優勝はともに1度している。

入幕は、御嶽海が1場所先だった。しかし、
インフルエンザで途中休場があり、横綱・
大関全員と対戦するのは、入幕5場所目で
あった。その点、正代は入幕3場所目であっ
た。ともに初挑戦では、当然ながら負け越し
ている。
161119七日目幕内 705正代稀勢の里
<H28年十一月 稀勢の里を倒した正代>
 
今年の一月場所4日目「正代御嶽海どちらが
出世する」では一月場所横綱・大関全員と
対戦して勝ち越した力士とした。勝ち越した
のは御嶽海である。正代は横綱・大関全員
と対戦しての勝ち越し経験はまだない。
御嶽海が大きく踏み出したといえる。
170109二日目幕内 675御嶽 日馬富士
<一月日馬富士から金星をあげた御嶽海>
 
A 横綱・大関全員と対戦して勝ち越し
B 横綱・大関全員と対戦して負け越し
C 横綱・大関と対戦なしあるいは部分対戦
これを表にまとめると以下になる。比較の
意味で豊山・輪島が大関になるまでのABC
も記入してみた。
御嶽正代3A
これをみると両力士とも豊山、輪島に及ば
ない。学生力士出身は年齢が、どうしても
高くなりがちである。大関を目指すのに時間
的余裕はない。両力士とも今年が勝負の年
になる。

大阪の相撲仲間に持っていくA4相撲写真を
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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