19年ぶりの日本出身の横綱誕生に熱狂は留ま
るところを知らない。これまで稀勢の里は、
成績は十分だが、優勝がなかった。一気に
優勝を決めたことで即横綱昇進が決定した。
連続優勝ではないが、連続優勝した横綱、
先輩横綱と比較して昇進成績はどうか。改め
て比較してみたい。
横綱審議委員会誕生以降の千代の山から稀勢
の里まで32人。横綱昇進の対象となる場所は
何場所が適切か。3場所は時の勢いだけで
なってしまう。ここはNHK解説者だった
玉の海梅吉氏の提言に従って5場所とさせて
いただいた。また、取組制度が異なるので表
を分けた。それが以下である。
平均13.2勝と抜群の成績である。貴乃花の
不運は当時2場所連続優勝が絶対視され、
1場所おきに優勝していた貴乃花は横綱に
昇進できなかった。なお、5場所間に3度
優勝しているのは貴乃花と曙だけである。
次に好成績だったのは、輪島と千代の富士の
63勝である。輪島は大関4場所だが、安定度
は高く、すぐに横綱に上がる器だった。千代
の富士は投げ中心から前褌を取って引き付け
る相撲で変身し、急激に強くなった。
第4位に位置するのが朝青龍と並んで61勝
14敗の稀勢の里である。こうしてみると稀勢
の里の成績は抜群である。1場所平均12勝で
60勝になる。稀勢の里は堂々たる横綱昇進で
あったことが証明された。
成績は59勝以下だが、たゆまぬ稽古で時代を
築いたのが、栃錦、初代若乃花、大鵬、玉の
海、白鵬である。稀勢の里が今後目指すのは、
横綱としての実績である。最近、白鵬に衰え
が見え、日馬富士・鶴竜は安定性に欠ける。
横綱に喝を入れる存在になるためにも、稽古
に専念して、三月場所に臨むことを期待する。
まだまだ稀勢の里のニュース番組が
続いています。
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よしなに
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