大相撲

稀勢の里横綱昇進、その成績

2017年1月28日

19年ぶりの日本出身の横綱誕生に熱狂は留ま
るところを知らない。これまで稀勢の里は、
成績は十分だが、優勝がなかった。一気に
優勝を決めたことで即横綱昇進が決定した。
連続優勝ではないが、連続優勝した横綱、
先輩横綱と比較して昇進成績はどうか。改め
て比較してみたい。

横綱審議委員会誕生以降の千代の山から稀勢
の里まで32人。横綱昇進の対象となる場所は
何場所が適切か。3場所は時の勢いだけで
なってしまう。ここはNHK解説者だった
玉の海梅吉氏の提言に従って5場所とさせて
いただいた。また、取組制度が異なるので表
を分けた。それが以下である。
横綱昇進成績1A
横綱昇進成績2A
最高成績は貴乃花の66勝9敗である。1場所
平均13.2勝と抜群の成績である。貴乃花の
不運は当時2場所連続優勝が絶対視され、
1場所おきに優勝していた貴乃花は横綱に
昇進できなかった。なお、5場所間に3度
優勝しているのは貴乃花と曙だけである。
170127稀勢の里明治神宮 007
<明治神宮に姿を見せた稀勢の里>
 
次に好成績だったのは、輪島と千代の富士の
63勝である。輪島は大関4場所だが、安定度
は高く、すぐに横綱に上がる器だった。千代
の富士は投げ中心から前褌を取って引き付け
る相撲で変身し、急激に強くなった。

第4位に位置するのが朝青龍と並んで61勝
14敗の稀勢の里である。こうしてみると稀勢
の里の成績は抜群である。1場所平均12勝で
60勝になる。稀勢の里は堂々たる横綱昇進で
あったことが証明された。
170127稀勢の里明治神宮 209
<力感がこもった四股>
 
成績は59勝以下だが、たゆまぬ稽古で時代を
築いたのが、栃錦、初代若乃花、大鵬、玉の
海、白鵬である。稀勢の里が今後目指すのは、
横綱としての実績である。最近、白鵬に衰え
が見え、日馬富士・鶴竜は安定性に欠ける。
横綱に喝を入れる存在になるためにも、稽古
に専念して、三月場所に臨むことを期待する。

まだまだ稀勢の里のニュース番組が
続いています。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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