本場所の経過とともに時間の流れと季節を感じるのは、
毎年変わらぬことである。今年もすでに半分の3場所が
終了した。途中経過として各力士の成績はどのようにな
っているかみてみよう。今回、単純に数字を比較するの
ではなく、どのくらい横綱・大関と対戦したかでクラスわけ
をしてみた。また、記載は3場所幕内在位の力士のみと
した。それが以下である。
をしてみた。また、記載は3場所幕内在位の力士のみと
した。それが以下である。
い。全盛期は超人的強さであったが、それに準ずる地力
である。この後休場がなければ、年間最多勝は濃厚であ
る。稀勢の里は他の横綱をおさえ、35勝で2位である。
しかし、白鵬とは6勝の差をつけられている。稀勢の里
の白鵬超えは、容易なことではない。充実白鵬の前に、
琴奨菊の2度目の優勝はあやしくなった。
日馬富士・鶴竜は31勝24敗と横綱としては不十分過ぎる
成績である。なにより、白鵬と優勝を争ってこそ横綱で
あるが、それができていない。日馬富士は取りこぼしを
なくすことである。鶴竜は横綱最高成績13勝以上をいま
だ達成できていない。後半よほど発奮しないと、横綱と
しての責任を問われる。
横綱・大関との対戦で不可思議な点がある。三月場所で
豪栄道対宝富士、豪栄道対碧山、五月場所で稀勢の里対
碧山が実現していなかった。昭和47年三月場所、大関清
国対関脇長谷川、関脇輪島対関脇三重ノ海がなかった。
合理的な理由なき取組なしは御免こうむりたい。
<琴勇輝>
関脇以下では、琴勇輝が一歩でている。三月場所であげ
た12勝3敗の大活躍が生きている。自力はつけてきた。
後半もう一度横綱・大関全員と対戦して勝ち越せれば実
力者の仲間入りである。人気の勢は力をつけてきている
が、横綱・大関全員と対戦して勝ち越した経験はまだな
い。それが課題である。
<碧山>
横綱・大関戦率は関脇以下では碧山、嘉風、勢、栃ノ心の
順で数字が高い。常に上位にいなくてはできない。それ
だけに碧山は今年3場所勝ち越せないでいる。正代・御嶽
海の新しい力は今後上位とどんどん対戦して若い力をぶつ
けて土俵に活気を与えていただきたい。
順で数字が高い。常に上位にいなくてはできない。それ
だけに碧山は今年3場所勝ち越せないでいる。正代・御嶽
海の新しい力は今後上位とどんどん対戦して若い力をぶつ
けて土俵に活気を与えていただきたい。
後半3場所はどういう展開になるか。どう成績の順位が変化
するか。楽しみである。
するか。楽しみである。
6月梅雨の季節
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