大相撲

■夏5日目 豪栄道の変身

2016年5月12日

豪栄道は先場所12勝をあげ、大関になって初めて優勝争
いをした。その勢いは今場所の序盤戦まで続いている。
5日目、新鋭の正代を寄せ付けず、強さを発揮した。ここ
まで危ない相撲は一番もない。これまでの豪栄道からは
想像しにくい現実である。

大関に昇進したとたん、その大関は弱くなる。これが「大関
の法則」である。ほとんどの大関はこの法則にあてはまる。
その原因は明確である。2場所連続負け越さない限り大関
から落ちることはない。極端にいえば8勝22敗で大関の地
位は保てるのである。これは関脇以下より甘い規定である。

豪栄道も例外ではなかった。大関昇進以来、9場所連続
1ケタ勝利(うち3場所負け越し)が続いた。窮余の首投げ
も目立った。それが突如様変わりしつつある。強くなるには
猛稽古しかない。豪栄道は不成績を脱しようとする意志が
働き、稽古にうちこんだのでは。これまでの大関は互助会
の噂が絶えなかった。豪栄道は相撲に真剣に取り組むタ
イプだけに苦しんだともいえる。それだけにこの変化は喜
ばしい。

問題は、中盤・終盤戦である。先場所は横綱戦2勝1敗。
大関戦2勝1敗と好調だった。白鵬との1敗同士の決戦
さえあった。今場所もその再現を期待したい。後半連敗
で、終わってみたら9勝6敗は御免こうむりたい。今、稀
勢の里の優勝待望のムードが漂っているが、次は豪栄
道の番である。

五月場所突入!
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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