大相撲

■春4日目 すごみを増したがぶり寄り

2016年3月16日

琴奨菊は好調である。場所と場所の間は、イベントが多
すぎて稽古に集中できない環境を心配する方々がけっ
こういた。しかし、そんな見方は的外れとばかりに、かぶ
り寄りで自分の相撲を取っている。この日は初日白鵬を
倒した小結宝富士だが、左の相四つでもあり、がぶり寄
りに手も足もでなかった。琴奨菊に勝てる力士はいるの
か。

先代の師匠琴桜は、横綱を決定した昭和48年一月場所で
は、横綱北の富士、大関輪島・大麒麟・貴ノ花には負け
なかった。負けたのは関脇以下の快調力士でもなかった。
12日目、琴桜は前頭3枚目の福の花に1敗した。ちなみ
に福の花はその場所負け越している。そんな福の花になぜ、
琴桜は負けたのか。

琴桜の連続優勝が濃厚になったとき、横綱昇進をめぐっ
て、協会内から反対論が噴出していた。32歳で将来性が
ない。無気力相撲で2度注意を受けた。大関で5度負け
越しているなど。そうした声が琴桜の心理に動揺するほ
どの影響を与え、負けた。福の花は単なるめぐり合わせ
でしかなかった。

琴奨菊に外からの心理的影響はない。あるとしたら内面
で、横綱を意識してきたときか、優勝を争う大一番になる
のではないか。4日目が終わったばかりの時点だが、琴
奨菊の無敵ぶりが、琴桜の横綱昇進場所と重なりつつ
ある。

三月場所突入。様々な視点で場所をとらえます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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