大相撲

■春3日目 右四つでも強かった琴奨菊

2016年3月15日

琴奨菊の得意の体勢は、左ざしから右上手あるいは、
はさみつけてのがぶり寄りである。そうした体勢になれ
ないときの琴奨菊はどういう相撲を取るか興味深かった。
今日の対戦相手栃ノ心に対して、琴奨菊は今場所初め
て右四つになった。ただ、それでも立ち合いから圧倒した。
栃ノ心は残してまわりこんだ。ここで一瞬動きが止まり
そうになったが、琴奨菊は休まず攻め立てて寄り切った。
相性のいい栃ノ心とはいえ、琴奨菊の強さはゆるぎなか
った。

筆者はこれまで、琴奨菊攻略方をいくつか述べてきた。
1.前褌をとって出足を止め、上体を起こす
2.さしにくる左手をとったりにいく
3.もろざしにいく
4.突っ張って有利に組む
ただし、これを得意とする力士は現役にはそういない。
豊ノ島がもろ差しにいける可能性があるくらいである。

ほかに出足を止める。琴将菊は止まれば、攻め手に欠け
る。しかし、琴奨菊を止められるのは、踏み込みが鋭い
ときの白鵬くらいである。離れてかく乱する。安美錦がうま
くいけばという条件つきである。

まだ3日目で、場所は長いから何がおきるかわからない。
あるいは琴奨菊といえども、歯車が狂うことがあるもしれ
ない。しかし、3日目にみせた右四つでも勝てるは、琴奨
菊に自信を深める相撲となった。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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