稀勢の里が逸ノ城の奇襲に動じることなく、腰に密着して
寄り切った。今場所は久々にここまで1敗で追走して
いる。2敗ではいくらなんでも優勝は遠すぎる。だから
といって序盤1敗だからといって優勝の可能性が出てくる
とは限らない。ここ1年の成績をみてみる。
五月場所11勝 序盤2敗 横綱戦1勝1敗 大関戦2勝
三月場所9勝 序盤3敗 横綱戦2敗 大関戦2勝
一月場所11勝 序盤1敗 横綱戦1勝2敗大関戦1勝1敗
十一月場所11勝 序盤1敗 横綱戦1勝2敗大関戦2勝
九月場所9勝 序盤1敗 横綱戦2敗 大関戦1勝1敗
七月場所9勝 序盤1敗 横綱戦1勝2敗 大関戦1敗
<稀勢の里>
序盤戦1敗でも最高成績は11勝止まりである。それでは
3度ある13勝のときの展開はどうか。
2014年五月 優勝白鵬14勝 直接対決● 11日目相星決戦
2013年十一月優勝日馬富士14勝 直悦対決○ 追いかける展開
2013年五月 優勝白鵬15勝 直接対決● 14日目全勝決戦
以上からわかることは稀勢の里は追いかける展開では
優勝できないということである。追いかけ、追いつき、
最後は優勝するということは勝負への執念・執着が必要で
ある。これは同時に相星決戦にも欠かせない。今の稀勢
の里にはまだ十分にみられない要素である。
<逸ノ城を寄り切る稀勢の里>
稀勢の里が好成績でも常に白鵬がハイレベルな安定成績で
立ちふさがってきた。しかし、白鵬が先場所のように
くずれたときはチャンスである。それも先行逃げ切り型が
望ましい。優勝レベルは15勝、14勝のハイレベルではなく、
13勝、12勝の混戦のなかからチャンスをつかむしかない。
それでもどこかで優勝をかけた大一番は出てくる。それに
勝利すること。これが稀勢の里が優勝する条件である。
今場所は白鵬、鶴竜、照ノ富士が全勝で先行している。
特に照ノ富士は相撲内容がいいし、安定している。追い
かける稀勢の里の優勝は簡単でない。
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