大相撲

■名古屋6日目 稀勢の里優勝の条件

2015年7月17日

稀勢の里が逸ノ城の奇襲に動じることなく、腰に密着して
寄り切った。今場所は久々にここまで1敗で追走して
いる。2敗ではいくらなんでも優勝は遠すぎる。だから
といって序盤1敗だからといって優勝の可能性が出てくる
とは限らない。ここ1年の成績をみてみる。

五月場所11勝 序盤2敗 横綱戦1勝1敗 大関戦2勝
三月場所9勝 序盤3敗 横綱戦2敗 大関戦2勝
一月場所11勝 序盤1敗 横綱戦1勝2敗大関戦1勝1敗
十一月場所11勝 序盤1敗 横綱戦1勝2敗大関戦2勝
九月場所9勝 序盤1敗 横綱戦2敗 大関戦1勝1敗 
七月場所9勝 序盤1敗 横綱戦1勝2敗 大関戦1敗

20120908初日前日 035
<稀勢の里>

序盤戦1敗でも最高成績は11勝止まりである。それでは
3度ある13勝のときの展開はどうか。

2014年五月 優勝白鵬14勝 直接対決● 11日目相星決戦
2013年十一月優勝日馬富士14勝 直悦対決○ 追いかける展開
2013年五月 優勝白鵬15勝 直接対決● 14日目全勝決戦

以上からわかることは稀勢の里は追いかける展開では
優勝できないということである。追いかけ、追いつき、
最後は優勝するということは勝負への執念・執着が必要で
ある。これは同時に相星決戦にも欠かせない。今の稀勢
の里にはまだ十分にみられない要素である。

150717六日目幕内 739
<逸ノ城を寄り切る稀勢の里>

稀勢の里が好成績でも常に白鵬がハイレベルな安定成績で
立ちふさがってきた。しかし、白鵬が先場所のように
くずれたときはチャンスである。それも先行逃げ切り型が
望ましい。優勝レベルは15勝、14勝のハイレベルではなく、
13勝、12勝の混戦のなかからチャンスをつかむしかない。
それでもどこかで優勝をかけた大一番は出てくる。それに
勝利すること。これが稀勢の里が優勝する条件である。

今場所は白鵬、鶴竜、照ノ富士が全勝で先行している。
特に照ノ富士は相撲内容がいいし、安定している。追い
かける稀勢の里の優勝は簡単でない。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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