大相撲

■名古屋5日目 成長著しい照ノ富士

2015年7月16日

照ノ富士はいっそう恐ろしい男となって名古屋にのり
込んで来た。恐ろしさの正体は急速な成長と安定性の
増加である。5日間で最も内容のある相撲を取っている。
この日は2014年の関脇以下最強の栃煌山が対戦相手で
ある。栃煌山は当然双差しを狙う。しかし、照ノ富士は
栃煌山に対しそれを許さなかった。相撲という競技は
いかに自分の力が発揮できる体勢をつくれるかにかかって
いる。

150716五日目幕内 737

照ノ富士は今まで脇の甘さが目立った。それでもねじ
伏せて勝ってきた。だが、相手の主張をいれなければ
もっと楽に勝てるようになるのだ。先場所佐田の海、
徳勝龍といった伏兵に調子をおろしたような負け方を
した。今の照ノ富士なら今場所は考えられない。

150716五日目幕内 739

初日こそ堅かったが、その後は危なげがない相撲が続いて
いる。ここまでは横綱・大関陣では最も安定している。
大関なのだから当然と言うのは建て前で、大関になって
弱くなった力士はこれまで数限りなくいた。もっとも
照ノ富士にとって大関は通過点にすぎないが。

150716五日目幕内 741

新大関の優勝は8例ある。だが、関脇優勝-新大関優勝は
偉大な双葉山唯一人しかいない。佐田の山が関脇で横綱
大鵬に優勝決定戦で勝って優勝。新大関は13勝をあげ
ながら次点で終わったのが惜しかったケースである。
照ノ富士は新大関優勝を達成できるか。照ノ富士の中盤・
終盤が楽しみである。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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