大相撲

■名古屋7日目 自信すなわち油断につながる

2015年7月18日

この日は珍しく大関同士の対戦があった。豪栄道対琴奨菊
戦ではない。新進気鋭の大関照ノ富士と大関昇進以来苦闘
が続く豪栄道戦である。最近はせいぜい8日目で例えば
今年の一月場所8日目に稀勢の里対豪栄道戦が、昨年十一
月場所に琴奨菊対稀勢の里戦が実現している。

150718七日目幕内 894

さて7日目最高の一番は、初日から6連勝プラス相撲内容が
最もいい照ノ富士が有利とみるのが自然である。豪栄道は
3勝3敗で勝ち越しさえ見通せない状況である。両者の
対戦は照ノ富士側から見ると●●●○○…である。勝利の
流れは照ノ富士にあり。誰の目にもそう映った。

150718七日目幕内 895

しかし、実際の戦いは豪栄道が双差しから照の富士の腰に
くらいついた。照ノ富士はこれしかないという豪栄道の
双差しをやすやす許したのだろうか。それは双差しに
なられても勝てるという自信があったのではないだろう
か。事実三月場所千秋楽の照ノ富士対豪栄道戦は豪栄道は
双差しになったものの終始ノ富士に圧倒され、最後は
ねじ伏せられた。

150718七日目幕内 897

照ノ富士は豪栄道に双差しになられても戦えるという
自信があったのでは。自信すなわち油断につながる。これ
こそ照ノ富士の敗因では。同じく双差しを狙ってくる
栃煌山戦とあまりに違いすぎた。逆に豪栄道は負けて
覚える相撲かなを地でいき、三月場所の二の舞は繰り
返さなかった。 

照ノ富士は1敗となったが、ここから引き締めていく
必要がある。再び優勝争いができるかどうかで照ノ富士の
真価が問われる。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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