この日は珍しく大関同士の対戦があった。豪栄道対琴奨菊
戦ではない。新進気鋭の大関照ノ富士と大関昇進以来苦闘
が続く豪栄道戦である。最近はせいぜい8日目で例えば
今年の一月場所8日目に稀勢の里対豪栄道戦が、昨年十一
月場所に琴奨菊対稀勢の里戦が実現している。
さて7日目最高の一番は、初日から6連勝プラス相撲内容が
最もいい照ノ富士が有利とみるのが自然である。豪栄道は
3勝3敗で勝ち越しさえ見通せない状況である。両者の
対戦は照ノ富士側から見ると●●●○○…である。勝利の
流れは照ノ富士にあり。誰の目にもそう映った。
しかし、実際の戦いは豪栄道が双差しから照の富士の腰に
くらいついた。照ノ富士はこれしかないという豪栄道の
双差しをやすやす許したのだろうか。それは双差しに
なられても勝てるという自信があったのではないだろう
か。事実三月場所千秋楽の照ノ富士対豪栄道戦は豪栄道は
双差しになったものの終始ノ富士に圧倒され、最後は
ねじ伏せられた。
照ノ富士は豪栄道に双差しになられても戦えるという
自信があったのでは。自信すなわち油断につながる。これ
こそ照ノ富士の敗因では。同じく双差しを狙ってくる
栃煌山戦とあまりに違いすぎた。逆に豪栄道は負けて
覚える相撲かなを地でいき、三月場所の二の舞は繰り
返さなかった。
照ノ富士は1敗となったが、ここから引き締めていく
必要がある。再び優勝争いができるかどうかで照ノ富士の
真価が問われる。
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