大相撲

■初11日目 優勝争いできぬ両横綱

2015年1月22日

満員札止めとなった11日目、全勝白鵬を追いかけるべき
横綱日馬富士と鶴竜が相次いで敗れる展開に唖然とせず
にはいられない。全勝白鵬、2敗日馬富士・稀勢の里、
3敗鶴竜ほかとなった。これでは仮に白鵬が1敗しても
トップであることに変わらないことになる。ここから
白鵬を抑えて逆転優勝するのは至難である。
150121十一日目幕内 1013
<日馬富士、碧山に敗れる>
 
日馬富士は常幸龍に不覚をとったものの好調であった。
白鵬と相星で並んだ場合ひょっとしたらという期待を抱か
せた。だが、これでは横綱決戦など夢のまた夢である。
3敗鶴竜は論外である。これでどうして大相撲人気が
上昇しているのか理解に苦しむ。
150121十一日目幕内 1092
<鶴竜、組み止めたがなすすべなく琴奨菊に寄り切られる>
 
横綱は常に優勝争いをするべき存在である。昨年の日馬
富士と横綱昇進後の鶴竜は横綱の責任を十分に果たした
とは言いがたい。それが年明けの場所にまで延長されては
横綱としての優勝なしの記録を伸ばしているにすぎない。

同じ横綱といってもピンからキリまでいる。双葉山と
武蔵山では天と地ほどの大違いである。現代横綱は横綱
として8回から10回は優勝がほしいところである。キリの
横綱にならぬよう奮起を促したい。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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