大相撲

■初9日目 豪栄道の今後

2015年1月20日

カド番豪栄道はこの日横綱日馬富士にいいところなく、
一方的に負けた。ここまで4勝5敗と苦しい相撲が続く。
勝敗だけでなく、相撲内容が精一杯やっても通じなく
なってきている。豪栄道は果たして勝ち越せるのか微妙
から怪しくなってきた。
150119九日目幕内 1371
大関陥落となれば在位3場所ということになる。これは
1927(昭和2)年東西合併以降大関陥落制度が2場所連続
負け越しとなって以来五ッ嶋の2場所に続くワースト記録
となる。なお、年6場所制となった1957(昭和33)年から
3場所連続負け越しで陥落になった。それが甘いのでは
ということで1969(昭和44)年七月場所からだ2場所連続
負け越しに戻した。
150119九日目幕内 1382
ただし、1983(昭和58)年一月場所より大関にも公傷制度
が適用された。途中休場、公傷認定による全休で2場所
連続負け越しでも陥落しない場合が出てきた。恩恵に
あずかった大関もいる。公傷制度は毎場所休場者を必ず
出すので、北の湖理事長(当時)が2003(平成15)年十一
月場所後に廃止した。その代わり、幕内と十両の枚数を
増やした。

そういう意味で豪栄道は大関陥落制度において厳しい
条件にあるが、そもそも大関はカド番で話題になるの
ではなく、本来優勝争いをするべき存在である。
150119九日目幕内 1394
今後の対戦相手は明日の安美錦は確定。ほかに白鵬、
鶴竜、琴奨菊、遠藤、碧山が予想される。本来なら
大関の責任勝ち星10勝がほしいところだが、今の豪栄道
には望むべくもない。8勝するためには4勝2敗の星勘定
になるがやや苦しい。苦しいが、最後まで全力を尽くし、
優勝戦線をかきまわしていただきたい。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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