大相撲

大相撲人気時代

2014年12月10日

九月場所で満員御礼14回という驚異的数字をはじき出した
大相撲。人気は留まるところを知らない。一月場所の
チケットを求めるために集まった方は国技館正門から
南門の門を曲がっていた。さらに大江戸博物館の前を曲がり、
さらにその先の道を曲がり、最終的にどこまで続いたのか
確認できないほどであった。

一月場所の土日チケットは発売日にほぼ売れてしまった。
千秋楽は完売。14日目・7日目・8日目・初日は売り切れる
のは時間の問題である。2日目成人の日も同様である。
大相撲人気は未だ加熱状態である。
」一月場所チケット
<一月場所のチケット>
 
筆者は大相撲不人気時代のときも足しげく大相撲観戦に
通った口である。2010年、野球賭博事件後の七月場所は
初日から朝早く愛知県体育館に乗り込んだらメディアが
集まっていたのに驚いたものである。こんなこと今まで
1度もなかった(今後もなかった)。
新聞
<野球賭博事件後の七月場所の
初日入場シーンを報じる新聞>

2011年は八百長発覚で三月場所が中止になるなど最悪の
年だった。それでも筆者は五月の技量審査場所、七月
場所、九月場所、十一月場所とがら空きで寂しい館内の
中で観戦を続けた。
空席
<2011年七月場所の館内>
 
そのときこう思った。大相撲に観客は戻るのか。大相撲の
歴史を振り返ると黄金時代はスーパースターの出現に
よって築かれている。双葉山、栃若、若き大鵬、若貴。
しかし、現在は望むべくもない。それよりも八百長発覚に
よる不人気だけに信用を取り戻すのは簡単ではない。一般
社会でも食品偽装を行った企業がどういう運命を辿ったか、
言うまでもあるまい。

大量の処分力士を出しただけで納得できる話ではない。
親方は自白や過去の疑惑に自ら答える姿勢を示すことは
ないだろう。それは大相撲不人気時代が当分続くことを
意味する。

あれから3年、大相撲は不死鳥の如く蘇り羽ばたいた。

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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