大相撲

■名13日目 稀勢の里は危険な対戦相手

2014年7月29日

今場所の稀勢の里は必ずしも好調とはいえない。ここまで
4敗。もろい負け方があった。しかし、稀勢の里に妥協は
ない。空気も読まない。それゆえ、稀勢の里は対戦相手に
とって危険な存在である。

140725十三日目幕内 1266

白鵬対稀勢の里戦は白鵬が必死の攻めをみせたが、稀勢
の里を攻めあぐんだ。ようやく東土俵に追い込んでここぞ
と攻め込んだが余裕がなく、体勢が乱れたところ稀勢の里の
捨て身の小手投げをくってしまった。

140725十三日目幕内 1267

稀勢の里の奮戦で優勝争いは混戦模様となった。2敗白鵬、
琴奨菊、上位戦のない高安。しかし、心配した通り高安の
横綱・大関戦はここまで皆無である。優勝の価値・権威は
出場した横綱・大関全員と対戦して始めて生まれる。単純
に数字の比較で決まるものではない。平幕の好成績者の
審判部の取組編成はなっていない。

140725十三日目幕内 1269

観客からこんな声が聞こえた。「稀勢の里は優勝を争って
いるときに白鵬に勝っていればなあ」そう稀勢の里の
課題は勝負強くなることである。さらに相撲に進歩が見ら
れない。稀勢の里はさらに危険な相手に進化するだけの
猛稽古で強さを強化する必要がある。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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