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■名12日目 決戦を斬る

カド番琴奨菊、ここまで予想を超える健闘で10勝1敗。
8年ぶり2006(平成18)年一月場所の大関栃東以来の
日本出身の日本人優勝なるか。同じく前日不覚の1敗を
きっした白鵬、ずるずると連敗できぬ横綱の意地。両者の
激突は優勝争いのトップ同士という今場所の大きなヤマ場
となった。

140724十二日目幕内 1215

立ち合い両者鋭く踏み込んで右四つ。ともに上手が取れず
さぐりあい。この状態が続くと思われた瞬間、白鵬の相手を
つぶすような小手投げ一閃。白鵬の勝因は反応のよさと
思いきりのよさに尽きる。

140724十二日目幕内 1217

白鵬は30回目の優勝に大きく踏み出した。大鵬が30回目の
優勝を達成したのは29歳の誕生日の年、千代の富士は35
歳の誕生日の年である。優勝回数は積み重ねである。数字
が減ることはない。白鵬は大鵬・千代の富士に比べ初優勝
以後1度しか休場していない。大鵬・千代の富士は初優勝
から最終優勝までともに12回休場をしている。
白鵬はこの点においても超人である。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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