大相撲

■名12日目 決戦を斬る

2014年7月28日

カド番琴奨菊、ここまで予想を超える健闘で10勝1敗。
8年ぶり2006(平成18)年一月場所の大関栃東以来の
日本出身の日本人優勝なるか。同じく前日不覚の1敗を
きっした白鵬、ずるずると連敗できぬ横綱の意地。両者の
激突は優勝争いのトップ同士という今場所の大きなヤマ場
となった。

140724十二日目幕内 1215

立ち合い両者鋭く踏み込んで右四つ。ともに上手が取れず
さぐりあい。この状態が続くと思われた瞬間、白鵬の相手を
つぶすような小手投げ一閃。白鵬の勝因は反応のよさと
思いきりのよさに尽きる。

140724十二日目幕内 1217

白鵬は30回目の優勝に大きく踏み出した。大鵬が30回目の
優勝を達成したのは29歳の誕生日の年、千代の富士は35
歳の誕生日の年である。優勝回数は積み重ねである。数字
が減ることはない。白鵬は大鵬・千代の富士に比べ初優勝
以後1度しか休場していない。大鵬・千代の富士は初優勝
から最終優勝までともに12回休場をしている。
白鵬はこの点においても超人である。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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