技量最審査場所と名づけた場所の様子をお伝えしよう。
力士のぼりはなく、大地震の被災地復興ののぼりが数本
立てられていた。国技館サービス会社はシャッターが
おり、焼き鳥もなく食堂もやっていない。ないないづくし
の国技館である。いや、そんなものより、相撲ファンに
とっては場所のパンフレットがないのが寂しい。
観戦は無料とはいえ、初日は75から78%のいり。チケット
当選率20%はなんだったのだろうか。休日でこうなら、
平日など推して知るべし。無料配布チケットは相撲ファン
を排除し、得体の知れない実態を浮かび上がらせていた。
しかし、協会は優勝はカウントするし、すべての記録を
公式扱いするという。いったいNHKは何をもって本場所と
定義しているのか。初日は北の富士、舞の海の解説者が
来ていた。テレビカメラは毎日取り組みを記録していた。
このときより1年前(2010年)、野球賭博後開催された
七月場所をNHKは本場所と見ていた。この2つの場所の
違いはのぼりの有無、懸賞金の有無だが、まさかこれが
本場所とそうでない場所の違いではあるとは思えない。
番付がないことか。今回一月場所の成績を元に作成した
ランキングとして順席がある。となると有料と無料の違い
しか考えられない。
では大地震の被災者に対する義援金として入場料をとった
場合はどうなのか。NHKがいう本場所の定義とは何か、