大相撲

■名2日目 白鵬優勝の法則

2014年7月14日

白鵬が実力者松鳳山を退け、好調なスタートを切った。
ここへきてにわかに、白鵬の優勝回数がクローズアップ
してきた。白鵬は3人目の30回優勝を今場所達成できるか。
白鵬は何回優勝できるか。大鵬・千代の富士との比較論と
話題はつきない。

140714f二日目幕内 944

白鵬の優勝回数に関しては29回優勝を待たずに大鵬、
千代の富士と比較した2014年3月13日の「春四日目 常勝
白鵬の優勝回数を推論する」にすでに書いた。大鵬・
千代の富士に比べ白鵬が極端に休場が少ないことも同時に
指摘してきたのでそちらをご覧いただきたい。

さて、ここで白鵬の29回の優勝パターンを分析してみる。
数字は優勝したときの回数である。

1.独走優勝 3、7、8、10、12、14、15、16、18、19、21、23、24、25、27、28
2.先行逃げ切り 4、20
3.併走で優勝決定戦  初、17
4.追いつかれての優勝決定戦 2、9
5.終盤相星決戦 5、11、13、26、29
6.千秋楽相星決戦 6
7.先行者を追いかけての逆転優勝 22
8.千秋楽の本割で勝ち同点に追いつき、優勝決定戦も
勝っての優勝

白鵬は一人横綱の時代が長く、独走優勝が多い。逆転
優勝は関脇鶴竜が1敗で千秋楽をむかえ、2敗で追走
した2012(平成24)年の三月場所である。千秋楽、鶴竜が
豪栄道に負け、把瑠都に勝った白鵬と優勝決定戦になった。
白鵬は地力にものをいわせ22回目の優勝を逆転で達成した。

こうしてみると逆転優勝は1度きりである。究極の逆転は
8.だが土俵の鬼若乃花、相撲アニマル輪島ほか数える
ほどしか達成していない。白鵬は独走あるいは先行逃げ
切り型で優勝するタイプである。今場所日馬富士、鶴竜、
稀勢の里が星を落としていくならそれは白鵬の優勝を濃厚
にすることになる。
<写真は2013年七月場所優勝の白鵬>

130721千秋楽表彰 379

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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