大相撲

八百長問題、その後

2014年4月25日

3月31日付の朝日新聞に目を引く記事が掲載されていた。
特別調査委員会が元春日錦に八百長の事情聴取したときの
音声録音を入手したとして、その内容が記載されていた。
これは朝日新聞の特ダネである。また、「大相撲、八百長
防止は今」として八百長問題は何だったのか、協会は
変ったのかを検証している。関心のある読者でまだ読んで
いない方は図書館でぜひご一読いただければと思う。

録音の中で気になったのは下記の箇所である。
元春日錦「昔から(八百長)は注射と言われているくらい
ですから、麻薬性のものがあると思うんですよ。だから、
伝統文化としか思っていなかったです」
弁護士「処分については、一番悪いのは協会ですよ。これ
だけ八百長相撲が言われたのに、火を噴くまで放置して
きたのは」

注射、工作相撲、大関互助会、星の貸し借り、中盆、
片八百長、真逆のガチンコなど多くの言葉と暴露記事で
協会は否定しようとも、八百長の存在は浮き彫りにされて
きていた。八百長の発覚は大相撲の存続をあやうくする
大問題だった。処罰の対象に幕内上位、親方は手付かず
だった。調査は限界があるせいか、誰もが納得する解決
にはほど遠かった。そのため一部の力士だけが協会を去る
「カタチ」になり、すっきりしない印象だけが残った。

八百長はもっと早くから手をつけるべき問題だった。
歴代理事長は手をつける気配さえなかった。元若乃花の
二子山理事長が非公開で力士全員、親方に訓戒したが、
効果はまるでなかった。

場所入りしたとき力士から携帯電話を預かるなど協会は
問題が発生すると対策を発表する。しかし、八百長は携帯
電話の削除メールの復元で発覚したのである。証拠が残る
携帯電話を使用するだろうか。

筆者は罰則の強化が一番効果的ではないかと思っている。
プロ野球同様永久追放である。当事者だけでなく、中盆も
同様である。第三者を支度部屋で監視員として配置するのも
有効だと思う。

力士の価値はどれだけ土俵に対して真剣に取り組んだか
にある。貴乃花が尊敬されるのは真剣で22回優勝を達成
したからである。偽りで得た地位、守った地位、得た賞、
そんなものにどれほどの値があるというのか。

喉元すぎれば熱さを忘れるという。再び八百長が問題に
なれば、大相撲は二度目は立ち直るきっかけを失うことに
なりかねない。その自覚はけして忘れないでいてほしい。
<写真は元NHKアナの記事>
草野

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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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