◆三賞獲得18
琴錦 殊7敢3技8
琴錦は2代目である。初代は佐渡ヶ嶽部屋の創始者である。四股名
は初代琴錦の故郷である香川県の観音寺にある琴弾八幡宮に由来し
ている。2代目琴錦が入幕したのは平成元年五月場所だった。初の
三賞は1年後の平成2年五月場所だった。敢闘賞であった。
ここから快進撃がはじまった。5場所連続三賞を受賞した。平成2
年は敢闘賞-殊勲賞-殊勲賞-殊勲・敢闘ダブル受賞となった。殊
勲賞の内容は以下である。
殊勲賞1 横綱千代の富士に勝利
殊勲賞2 14勝優勝北勝海に勝利
殊勲賞3 横綱旭富士に勝利
平成3年の一月場所まで三賞は続いた。この時は技能賞を初受賞し
た。琴錦はF1相撲といわれるほど速い相撲を取った。舞の海のフェ
イント気味の立ち合をものともせずに突っ走った。
九月場所、平幕優勝に輝いた。23歳の時である。このとき敢闘賞も
受賞している。翌十一月場所は4回目の殊勲賞を獲得した。殊勲賞
の内容は以下である。
殊勲賞4 優勝小錦に勝利
平成4年から6年までは年1回の三賞受賞となった。平成7年殊勲
賞と技能賞を獲得した。殊勲賞の内容は以下である。
殊勲賞5 優勝貴乃花に勝利
平成8年は1回、平成9年は三賞の空白期となった。
平成10年は最後の輝きとなった。十一月場所、史上初の2回目の平
幕優勝を成し遂げた。30歳のときであった。三賞は4回受賞した。
優勝した場所は殊勲賞・技能賞をダブル受賞した。
殊勲賞の内容は以下である。
殊勲所6 1横綱2大関に勝利
殊勲賞7 横綱貴乃花に勝利
平成11年は負け越しが4場所あった。平成12年は十両落ちがあった、
七月場所を最後に引退した。32歳であった。