大相撲は中日を迎えた。大阪府立体育館内は熱気で
あふれた。東京から相撲仲間が再び来た。大阪の知
り合いとも再会した。
●尊富士対竜電
新入幕尊富士の勢いが止まらない。今日は竜電相手
に押しから右四つ。常に前に圧力をかけて出る。黒
房下土俵でまわしを離して押し出した。
9日目は小結阿炎戦が組まれた。大鵬は新入幕のと
き初日から11連勝した。12日目に小結柏戸が止め役
に抜擢された。大関が2差つけいられているせいか、
9日目で新入幕対小結戦になった。
●大の里対玉鷲
年齢はベテランの域だが一発の威力がある玉鷲。大
の里は圧倒的体格で攻めたてる。玉鷲突きで対応。
大の里かまわず出るも玉鷲土俵際最後の抵抗。大の
里落着いて玉鷲を赤房下土俵に押し出した。
大の里は9日目関脇若元春と対戦する。大の里はま
だ勝ち越していない。これも大関が2敗しているた
め組まれたのか。ただ、大の里はすでに横綱戦、大
関戦、関脇戦を経験済みである。経験が生きるか。
この日大関戦はどうも盛り上がりに欠ける取組だっ
た。そのなかで2敗同士の対戦があった。
●大関琴ノ若対関脇若元春
琴ノ若は気合いがちがった。若元春に何もさせず、
一方的に押し出した。大関のなかから優勝戦線へ
浮上するのは琴ノ若と思わせる相撲だった。
霧島は今日も負け2勝6敗と大きく負けが込んだ。
まだ3大関2関脇戦をのこしている。これでは勝
ち越しは難しい。一月場所は横綱をかける場所が
三月場所は一転した。いったい何があったのか。
初代若ノ花は不十分な成績で大関になったことに
よって猛稽古で大関の責任を果たした。霧島の地
力は脆弱なものだったのだろうか。