大相撲はコロナに苦しまされてきた。2020年三月場
所は急遽無観客開催になった。続く五月場所は中止
になった。当時は有名人が相次いで亡くなり、新型
コロナウイルスは恐れられた。相撲界でも勝武士が
新型コロナウイルス性肺炎による多臓器不全で命を
失っている。
大相撲は7月から本場所を開催した。当面は東京開
催であった。だが、人数制限がされた。観客の入場
は13時からだった。
相撲部屋でコロナ患者が発生すると部屋の力士は休
場に追い込まれた。それが多発したのが2022年七月
場所だった。出場力士数が極端に減った。幕下は最
初から塩が入り、14日目と千秋楽は取組開始が午後
であった。
コロナが病気分類の変更を迎えたのは、今年(2023
年)の5月上旬であった。大相撲は三月場所から人
気が戻ってきていた。大相撲を見にいこうとした方
が、チケットがないという会話を大阪のうどん店で
聞いた。九月場所は売り切れ御礼が協会ホームペー
ジで見られた。優勝パレードの復活、打ち上げパー
ティの再開もあった。
しかし、まだコロナの影響のままの形がある。まず
自由席がなくなったままである。コロナ禍では自由
席がなくなった。これはコロナが収束しても変わら
ないし、今後も変わらないかもしれない。
協会事務所も出入りできない。番付は以前お茶屋の
スペースで購入できたし、星取表は協会事務所で入
手できた。大相撲放送の向こう正面はボックスの中
のままである。以前はマス席の中にあった。これは
今後かわるのか否か見通せない。
こうしてみると相撲界はコロナ禍の影響化で変わっ
たままの姿を残していることになる。