今年初優勝が2人生まれた。霧馬山と豊昇龍である。
幕内優勝経験者が3人引退した。逸ノ城、栃ノ心、
徳勝龍である。
これで幕内優勝したことがある現役力士は11人にな
った。照ノ富士、御嶽海、貴景勝、玉鷲、朝乃山、
正代、大栄翔、若隆景、阿炎、霧馬山、豊昇龍であ
る。幕内に10人いる。約4人に1人が幕内優勝経験
者である。
今年1年間関脇・小結に在位した力士が2人いる。
若元春と琴ノ若である。
若元春 小結2場所、関脇4場所在位
琴ノ若 小結4場所、関脇2場所在位
大栄翔は小結1場所、関脇4場所在位だが、一月場
所は前頭だった。
今年再出場と途中出場の両方をやったのが朝乃山で
ある。七月場所で8日目から休場すると12日目から
再出場した。再出場では4勝した。十一月場所は初
日から休場していたが、8日目から途中出場した。
成績は4勝4敗だった。
1日休んだだけで翌日から出場した力士がいる。
一月場所の豊昇龍である。1日休場は不戦敗だけ
で「や」がつくことはない珍しい記録である。第
1号は大内山で、琴勇輝が2度経験している。
1年間幕内で最も多く負けた力士が錦富士である。
57敗した。ここでいう負けは土俵の上でのもので休
場はカウントしない。次点が玉鷲で51敗である。ワ
ースト3位は50敗の佐田の海と御嶽海である。幕内
の敗戦はこの辺りが限界であろう。