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大関の今後

貴景勝一人だった大関に七月場所から霧島が、九月
場所から豊昇龍が加わった。貴景勝が一人大関にな
った背景は御嶽海、正代の大関落ちであった。貴景
勝の一人大関は3場所で解消された。それは結果で
今年の一月場所は当分続くと思われていた。

<貴景勝>

大関は今年2回優勝、1位が1回だった。これだけ
みるとけっこう活躍した印象といえる。だが、いい
ときばかりではない。今年の大関は以下の成績であ
る。

貴景勝 43勝24敗23休
霧島  28勝15敗2休
豊昇龍 18勝12敗

大関として必ずしも満足がいく成績ではない。しか
も横綱が3人いるわけでもない。後半3場所間、大
関同士の優勝争いはなかった。

大関は今後どうなるのか。横綱の可能性は残ってい
るのか。貴景勝は優勝のあとの場所が思わしくない。
大関在位25場所になった。可能性は薄くなった。

<霧島>

十一月場所優勝した霧島はどうか。師匠の霧島は現
役時代初優勝の後負け越している。霧島はどこから
いっても万全という域まで達していない。仮に横綱
になっても引退に追い込まれるおそれが出てくる。
それはけして霧島のためにならない。

豊昇龍は若くまだ伸びる余地がある。しかし、勝ち
続ける力がまだない。安定性に欠ける。おじさんの
朝青龍は、体は大きくなかったが、スピードと集中
力がすごかった。豊昇龍にはこれといった決め手が
ない。そこに豊昇龍の課題がある。

<豊昇龍>

横綱は常勝を求められる。横綱への道は1場所の優
勝でどうこうするほど簡単な地位ではない。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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