七月場所、照ノ富士は2日目錦木、3日目翔猿に連
敗すると翌日から休場した。なお、錦木、翔猿は平
幕力士だから金星を獲得したことになる。記録の数
字は通常大きいきいほうがいいが、金星配給率は小
さいほうがいい。
金星とは平幕力士が横綱に勝った星である。これに
よって報奨金がはねあがる。ただし、不戦勝・反則
勝ちは対象にならない。また優勝決定戦で勝っても
金星にならない。もっともそういう例はないが。
照ノ富士が横綱になって12場所経過した。成績は85
勝25敗70休である。25敗のうち3敗は不戦敗だから
土俵上の戦いは85勝22敗である。そのうち金星は13
個与えている。
最も照ノ富士から金星獲得が多い力士は玉鷲の4個
である。3場所連続金星がある。玉鷲にとって照ノ
富士は稼ぎの源になっている。大栄翔・翔猿の追手
風勢が2個で続いている。
全休をのぞいた場所は9場所である。1場所に1.4
個金星を与えている。出場した場所で金星の配給が
なかったのは横綱2場所目の全勝優勝のときだけで
ある。金星配給率は12%になる。
照ノ富士が九月場所フル出場するかどうかはわから
ない。途中休場だと金星配給の恐れはでてくる。