大相撲

十両優勝者の入幕アップ枚数 十1、11勝編

近年の番付は不合理をもって編成されている。新大
関豊昇龍が角番大関霧島・貴景勝より下位になるこ
と。これについては前日触れた。

もう一つが十両優勝者の不遇の扱いである。どう不
遇なのか。七月場所、十両西筆頭で優勝し熱海富士。
九月場所、再入幕を果たしたが、わずか3枚半アッ
プであった。

<熱海富士>

最近目立ってきたのが十両優勝に対する小幅アップ
であった。これまで熱海富士のように十両筆頭、11
勝4敗で優勝した力士はどのような番付アップでき
たのか。調査してみた。なお、対象は15日制が定着
した昭和24年夏場所以降である。

これまで熱海富士を含め10人いた。不遇は玉輝山、
東龍と今回の熱海富士である。彼ら以外の7人はそ
れなりにアップしている。若翔洋の4枚アップから
最高は朝赤龍の6.5枚アップまである。大多数はま
ともに上がっているのだ。

<朝赤龍>

番付は以前より悪い方向へと走っている。本物を与
えられず偽物を与えればそれを本物と思い込む。ま
さか、そんなことを狙って番付を編成しているわけ
ではあるまい。だが、現状のままではそうなってし
まう。以前、番付は今よりまだまともだった。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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