2023年は半分の3場所を終えた。年間最多勝は昨年
若隆景が57勝33敗で獲得した。今年の年間最多勝レ
ースはどのように展開しているのか。レベルはあが
るのか。調査してみた。それが以下である。単なる
数字の比較ではなく、横綱・大関の対戦の有無によ
ってクラス分けした。また、幕内在位3場所の力士
を対象とした。
トップは新大関の2代目霧島である。大関昇進の成
績はそのまま生かされる34勝11敗である。続く力士
が次期大関候補の3力士である。大栄翔32勝、若元
春30勝、豊昇龍29勝である。年間最多勝のレベルの
目安は1場所平均10.5勝の63勝に届くかである。
横綱・大関戦最多対戦は翔猿で4番である。大関貴
景勝に3勝している。若隆景は一月場所関脇にいな
がら大関貴景勝戦が組まれないという不遇にあって
いる。五月場所では大関貴景勝対関脇豊昇龍戦がな
かった。同じく横綱照ノ富士対関脇大栄翔戦もなか
ったのは最大の汚点であった。
まだ3場所であるが休場力士が多い。7人を数える。
年間最多勝の最大の障害は休場である。あとはどこ
まで勝利数をあげていくかしかなくなる。
平戸海、王鵬は若手ながら横綱・大関戦がない。王
鵬は豊昇龍と同期である。早く番付を上げることで
ある。横綱・大関戦は楽しみである。