★大相撲人気について
大阪場所15日間続いた満員御礼は、五月場所も15日
間続いた。これは本物の人気である。五月場所のチ
ケットは一挙に売れたのではなく、時間をかけての
完売御礼だった。コロナが一段落したことが大きい
のか、お客さんが戻ってきた。
★優勝した照ノ富士について
4場所連続休場後で不安はあった。10勝くらいかと
思ったが、優勝してしまった。相手の攻めをしのぐ
力があった。12勝優勝が目立つなかで、久々に14勝
1敗のハイレベル優勝となった。
★新大関霧馬山が誕生する
1横綱1大関は寂しい状態だった。これが解消する
のが大きい。10勝がノルマだったが、11勝をあげた。
優勝を狙える大関であってほしい。
★ほかに目に留まった力士は
ほかの関脇、豊昇龍11勝、大栄翔10勝、若元春10勝
と2ケタ勝利した。大栄翔は3場所連続2ケタ勝利、
豊昇龍・若元春は2場所連続2ケタ勝利となった。
彼らの大関争いが見ものである。
★取組編成に関して
五月場所主な幻の取組は以下である。
照ノ富士対大栄翔
貴景勝対豊昇龍
霧馬山対錦木
豊昇龍対錦木
最低横綱・三役リーグ戦は実施しないとまずいので
は。そのうえで横綱大関対戦圏外から勝ち上がって
きた力士との取組を組むようにしなければ。安易に
上位の取組をくずせばという発想ではいけない。横
綱・大関との対戦圏外勝ち上がり力士の上位対戦は
12日目では遅すぎる。
★三賞について
殊勲明生、技能霧馬山・若元春は納得。下位で奮闘
した朝乃山が敢闘賞でもよかったのでは。
★ほかに気が付いた点
休場力士、引退力士が目立った。栃ノ心の引退はし
ょうがないが、取組の番数が少なかった時期があっ
た。
★最後に場所の点数を
70点