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2023年五月場所総評

★大相撲人気について

大阪場所15日間続いた満員御礼は、五月場所も15日
間続いた。これは本物の人気である。五月場所のチ
ケットは一挙に売れたのではなく、時間をかけての
完売御礼だった。コロナが一段落したことが大きい
のか、お客さんが戻ってきた。

★優勝した照ノ富士について

4場所連続休場後で不安はあった。10勝くらいかと
思ったが、優勝してしまった。相手の攻めをしのぐ
力があった。12勝優勝が目立つなかで、久々に14勝
1敗のハイレベル優勝となった。

<優勝照ノ富士、旗手翠富士>

★新大関霧馬山が誕生する

1横綱1大関は寂しい状態だった。これが解消する
のが大きい。10勝がノルマだったが、11勝をあげた。
優勝を狙える大関であってほしい。

<霧馬山>

★ほかに目に留まった力士は

ほかの関脇、豊昇龍11勝、大栄翔10勝、若元春10勝
と2ケタ勝利した。大栄翔は3場所連続2ケタ勝利、
豊昇龍・若元春は2場所連続2ケタ勝利となった。
彼らの大関争いが見ものである。

<若元春>

★取組編成に関して

五月場所主な幻の取組は以下である。
照ノ富士対大栄翔
貴景勝対豊昇龍
霧馬山対錦木
豊昇龍対錦木

最低横綱・三役リーグ戦は実施しないとまずいので
は。そのうえで横綱大関対戦圏外から勝ち上がって
きた力士との取組を組むようにしなければ。安易に
上位の取組をくずせばという発想ではいけない。横
綱・大関との対戦圏外勝ち上がり力士の上位対戦は
12日目では遅すぎる。

<五月場所ついに組まれなかった照ノ富士対大栄翔>

★三賞について

殊勲明生、技能霧馬山・若元春は納得。下位で奮闘
した朝乃山が敢闘賞でもよかったのでは。

★ほかに気が付いた点

休場力士、引退力士が目立った。栃ノ心の引退はし
ょうがないが、取組の番数が少なかった時期があっ
た。

★最後に場所の点数を

70点

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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