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■23夏13日目 照ノ富士対朝乃山戦を斬る

序ノ口、三段目、幕下の優勝が決まった13日目。幕
内の優勝争いは1敗照ノ富士、2敗朝乃山の結びの
一番に左右されることになった。これが照ノ富士の
休場場所だったら、朝乃山は霧馬山とトップを並走
しているところだった。そうはいかないところが運
命というものかもしれない。

照ノ富士と朝乃山が優勝を争ったのは令和2年七月
場所であった。七月場所といってもコロナ禍で東京
で開催された場所である。再入幕の照ノ富士は13日
目1敗で2敗の大関朝乃山と対戦して勝っている。

果たして今場所はどうか。相撲は、朝乃山がおっつ
けてなかに入った。だが、照ノ富士は一瞬の小手投
げ一閃、朝乃山をほうむった。圧倒的な力、スピー
ドでねじふせた。照ノ富士の強さが協調された一番
となった。

<照ノ富士、小手投げで朝乃山を退ける>

2敗霧馬山は入幕2場所目の北青鵬と対戦した。立
ち合い、霧馬山低くはいって右四つ。北青鵬は右下
手だけの粘る相撲。霧馬山は外掛けでゆさぶる。北
青鵬しのぐ。霧馬山は再度外掛けで勝って2敗を守
った。

<霧馬山、北青鵬を倒して2敗死守>

角番貴景勝は7勝5敗までこぎつけた。3日間で1
勝だからできるのではと単純にはいかない。
13日目 明生
14日目 若元春
千秋楽 照ノ富士
このなかで比較的勝ちやすいのは明生である。14日
目、千秋楽はどうころぶかわからない。

貴景勝は勝負に出た。立ち合いの変化で勝ちを求め
た。これが見事に決まった。今の貴景勝ではこれも
やむを得ない相撲である。

<貴景勝角番で勝ち越す>

気になるのは8勝したことで貴景勝が休場しないか
という懸念である。過去に例がある。そんなことは
あってほしくないが、貴景勝次第である。

14日目は、1敗照ノ富士と2敗霧馬山が激突する大
一番を迎えようとしている。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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