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■23夏9日目 優勝争いは一転して混沌

休場明けながら日々調子をあげてきた照ノ富士。9
日目は好事魔多しとなってしまった。結びの一番は
1敗明生との対戦になった。明生は過去横綱照ノ富
士に2勝している。新横綱の場所は優勝照ノ富士か
らの勝利だった。

相撲は、明生あたって突きあげ右上手から出して体
が離れる。再度四つ、右四つになると明生右下手か
ら連続の出し投げ。素早く照ノ富士のふところに入
って黒房下土俵で寄り切った。

<明生、照ノ富士から金星>

明生の勝因は終始動いて攻めたこと。照ノ富士に極
められない体勢、浅くさして攻めたこと。明生はや
はり、油断できない相手であった。

関脇2敗同士取組が組まれた。サバイバル戦である。

まず豊昇龍対若元春戦である。勝負は、立ち合い豊
昇龍が左前みつ。若元春はかちあげ。圧倒したのは
若元春であった。豊昇龍が掛け投げにいったのが強
引で、若元春に切り返されるとはでにとんだ。若元
春は成長著しい。

<若元春が豊昇龍を撃破>

次は先場所優勝を争った霧馬山対大栄翔である。大
栄翔は先場所のリベンジなるか。大関がかかる霧馬
山は負けるわけにはいかない。立ち合いは大栄翔が
まさったが、霧馬山は右がはいって突き落とした。

<霧馬山、再び大栄翔に勝利>

1敗朝乃山を加え、優勝争いは混沌としてきた。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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