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■23春14日目 優勝戦線に変化!大栄翔・霧馬山の争い

若隆景が14日目から突然休場した。前日対戦した琴
ノ若戦で右ひざのじん帯の損傷などで、およそ3カ
月間の治療が必要と診断された。結構重症である。
千秋楽を前にして現在最高位の関脇である。

<休場した若隆景>

こんな土壇場になって何ということだ。これで現在
7勝の若隆景の連続関脇在位記録は7場所でストッ
プした。何より土俵に姿がないのは寂しすぎる。

これで3敗の霧馬山は自動的に不戦勝で3敗を維持
したことになる。そして千秋楽は予想通りまだ対戦
のない大栄翔と激突することになった。

その大栄翔は2敗で、3敗の翠富士と対戦した。相手
が誰であれ大栄翔の相撲は突き押し相撲である。大
栄翔は翠富士相手にその相撲を取り、一方的な内容
となった。翠富士は4連敗で優勝戦線から脱落した。
遅過ぎた対戦は翠富士有利の予想はしにくい状態を
つくり出してしまった。

<翠富士をくだし2敗を死守した大栄翔>

3敗若元春は結びの一番で豊昇龍と対戦した。この
相撲は上手投げで豊昇龍が勝った。だが、かなり豪
快な投げで実力差をまざまざと見せつけた一番とな
った。まるで豊昇龍のこれからを予言するかのよう
に。若元春は4敗となって優勝戦線から脱落した。

<若元春を豪快に投げた豊昇龍>

幕内優勝は千秋楽結びの一番で2敗大栄翔と3敗霧
馬山の一番にかかってきた。一気に決めるか。優勝
決定戦へもつれこむか。最高の舞台でが用意された。

千秋楽はほかにも見所がある。幕尻水戸龍は7勝7
敗で千秋楽を迎える。西十両筆頭東白龍は7勝7敗
で千秋楽を迎える。幕内をかける必死の戦いになる。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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