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80歳を迎えた大相撲解説者

大相撲の解説者である北の富士さんは80歳である。
3月末には81歳を迎える。元横綱としても最長老で
ある。北の富士さんが大相撲の解説者になったのは
53歳のときである。約27年間に及ぶ解説者人生にな
る。

明解神風は60代で、重厚玉の海は70歳で相撲解説者
を退いている。個人差はあるにしても、北の富士さ
んは驚異的な年齢である。年齢的な衰えはあるが、
協会員以外の解説者では舞の海さんしかいない。元
稀勢の里、元寺尾の解説は好評である。しかし協会
員ではどうしても発言に限界がある。

<北の富士さん>

解説者北の富士さん誕生のきっかけは高砂一門内の
理事候補の選挙に敗れたことである。陣幕(元北の
富士)は自分を推さなかった裏切りに嫌気がさした
のだろうか。しょせん自分は外様と思ったのだろう
か。突然退職した。「なにも辞めなくても」とかつ
ての兄弟子境川(元佐田の山)は惜しんでいた。

これをみたNHKの行動は素早かった。北の富士さ
んを専属解説者として獲得したのだ。親方時代、語
り口は聞きやすく、端的に指摘するので解説者とし
ての話し方が好評だったことが、結び付いたのであ
る。

<舞の海さん>

大相撲を見る方は大多数テレビである。それだけに
大相撲中継の内容、特に解説者は大切になる。相撲
理念、相撲哲学をもっている方は興味深い。あるい
は体験した者でなければわからないことを伝えるの
もいい。大相撲中継の楽しみは、解説者によるとこ
ろが大きい。

それにしても時の流れは早く、いかんともしがたい。
北の富士さんには納得いくまで務めていただくのを
願うだけである。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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