大相撲

カド番御嶽海の対戦相手別成績

五月場所の御嶽海はさんざんな成績だった。
6勝9敗と負け越した。関脇以下には5勝
7敗だから本当によく負けた。3場所連続
2ケタ勝利もストップした。一転七月場所は
カド番となった。御嶽海はどこか悪かったの
では、という見方があった。仮にそうだと
しても「健康上の理由をなんぼ言っても相手
には勝てん」ということである。力道山の
言葉である。

<御嶽海>

御嶽海は初のカド番にどのような成績をあげ
るのだろうか。1ケタ勝利では平凡である。
予想対戦相手別成績をみていこう。

照ノ富士5勝13敗
貴景勝 13勝11敗優勝決定戦含む
正代  16勝10敗
若隆景 7勝3敗
大栄翔 14勝7敗
豊昇龍 3勝1敗
阿炎  9勝3敗
霧馬山 5勝5敗
逸ノ城 14勝6敗
隆の勝 6勝6敗
琴ノ若 1勝2敗
玉鷲  27勝4敗
宇良  3勝0敗    
若元春 初顔
高安  9勝20敗

負け越している相手は3人。照ノ富士、琴ノ
若、高安である。照ノ富士は横綱だからと
思えるが、大関以下のときでも4勝9敗で
ある。琴ノ若には連敗中である。もっとも
五月場所はかなり微妙な一番だった。高安
とは新入幕のときから対戦しているが、9勝
20敗と大敗している。7連敗したことがある。
ここ1年は3勝2敗であり、五月場所は勝っ
ている。ただ、幕内中位以下から勝ち上がっ
てきた力士には負ける傾向がある。

<2022年5月 微妙な勝負となった琴ノ若対御嶽海>

五分の対戦相手が霧馬山と隆の勝である。
地位が上で五分はある意味苦手と捕らえても
おかしくない。隆の勝に5連勝していたが、
五月場所は負けている。五分に近い対戦成績
の相手は13勝11敗の貴景勝である。優勝決定
戦の対戦成績を含めている。昨年の十一月
場所対戦が組まれなく、貴景勝が2場所途中
休場しているためここ1年で3回しか対戦が
ない。大関同士の対戦になるが、期待がもて
ない一番になってはいけない。

対戦成績で圧倒している力士が玉鷲である。
27勝4敗である。玉鷲はときどき目の覚める
ようないい相撲を取ることがある。それが
五月場所に出て、御嶽海は負けている。若隆
景、大栄翔、豊昇龍、阿炎、逸ノ城に勝ち
越している。それでも休場した逸ノ城以外
には五月場所しっかり負けている。宇良には
1回も負けていない。

<2022年1月 阿炎との熱闘>

大関琴櫻はぶちかましとがっしりした体格
から本来強いはずが、精神面で萎縮すること
からよく負けた。師匠の元琴錦の佐渡ヶ嶽は
「お前は強いんだ」とはっぱをかけていた。
御嶽海の場合はむらっけからあっさり負けが
抜けきらない面がある。御嶽海こそ本当は
強いのである。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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