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2022年五月場所直前考

今年のゴールデン・ウィークは特に制限が
なく、久々に人があふれ、渋滞が見られた。
コロナ禍で足が遠のいた大相撲ファンは戻っ
てくるのか。1階席は土日売り切れ、9日目、
10日目以外は残りわずかである。経験則だと
飛行機の座席の残りわずかとは異なるようで
ある。イス席は15日間購入できる。(5月
7日10時半現在)

コロナ禍の制限はないが、感染者はまだまだ
おり、影響は残りそうである。マスクや禁酒
は続きそうである。逸ノ城は感染で初日から
休場である。ワクチンで重症化は少なくなっ
ているが、感染に関しては油断できない。
2月、嘉風の引退の相撲で関取70人中出場は
26人になったのは約3カ月前の出来事である。

<休場逸ノ城>

初日の取組が決まった。休場明けの照ノ富士
は小結大栄翔である。ある程度予想された
こととはいえ、一番いやな対戦相手となった。
照ノ富士は踏み込んで後退しないことである。
御嶽海は先場所何もできずに負けた高安で
ある。御嶽海は同じ轍を踏まないことである。

<休場明け照ノ富士>

先場所の優勝者関脇若隆景の五月場所は比較
的好意的な見方が多いようである。勢いが
あるときは誰しもよく見える。しかし、デー
タ的にはそうはいえない現実がある。関脇
優勝は大正15年の優勝制度開始以降、若隆景
を除いて31例ある。翌場所の成績は270勝147
敗29休で勝率は6割4分7厘。1場所9.7勝
である。

関脇優勝の翌場所優勝しているのは双葉山と
2回目の関脇優勝の照ノ富士のみである。
負け越しは6例ある。2敗以内及び15日制で
12勝3敗以上の好成績は5例しかいない。
10勝・11勝は9例である。関脇優勝の翌場所
8勝・9勝は7勝6敗の増位山を含め9人
いる。関脇優勝の翌場所は必ずしも楽観でき
ないことがわかる。

<先場所優勝の若隆景>

優勝は誰になるか。先場所は関脇以下の優勝
争いになった。照ノ富士は今年優勝がない
だけにねらいたい。大関も誰か一人千秋楽を
迎えて優勝圏内に残っていただかないと困る。
番付は何のためにあるのか。五月場所の優勝
争いは原点に戻った姿であるべきだ。いよ
いよ五月場所が始まろうとしている。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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